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ソニー、“レンズスタイルカメラ”の高倍率ズーム機とEマウント搭載機を発表

» 2014年09月04日 18時31分 公開
[園部修,ITmedia]

 ドイツ・ベルリンで9月3日(現地時間)、ソニーが「IFA 2014」(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)のプレスカンファレンスを開催。その場で今秋発売予定のさまざまな製品を発表したが、その中でレンズスタイルカメラ「QX」シリーズの新モデルも披露した。日本で発売されるかどうかは不明。

 QXシリーズは、スマートフォンをファインダーがわりに利用するデジタルカメラで、レンズの鏡胴のみ、もしくはデジタル一眼カメラの交換レンズのように見えるスタイルが特徴のカメラ。ちょうど1年前のIFA 2013で初代機「DSC-QX100」「DSC-QX10」が発表され、当時は“レンズだけカメラ”“スマホ用カメラ”として話題になった。

 新たに発表されたQXの新モデルは、「ILCE-QX1」と「DSC-QX30」の2製品。どちらもPlayMemories Mobileアプリをインストールしたスマートフォンをファインダー代わりに利用できるほか、単体での撮影にも対応する。

ILCE-QX1 ILCE-QX1
ILCE-QX1ILCE-QX1 16-50mmのパワーズームレンズが付属するモデルもあるようだ。本体のみだとマウントアダプターを少し分厚くしたようなサイズ

 ILCE-QX1は、その型番からも分かるとおり、Eマウントを備えたレンズ交換式のデジタルカメラ。センサーはAPS-Cサイズで、有効約2010万画素のExmor CMOSだ。画像処理エンジンにBIONZ Xを採用する。新たにストロボも搭載した。外形寸法は幅74×高さ69.5×奥行き52.5ミリ、重さは約216グラム(バッテリーとメモリーカードを含む)。

DSC-QX30 DSC-QX30
DSC-QX30DSC-QX30 光学30倍ズームレンズを搭載したDSC-QX30

 DSC-QX30は、2040万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサーを採用したデジタルカメラ。光学30倍ズームレンズを搭載したのが特徴で、DSC-QX10は光学10倍ズームだったが、そこからさらにズーム倍率が増えているのがポイントだ。外形寸法は幅68.4×高さ65.1×奥行き57.6ミリ、重さは約193グラム。

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