さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。東京国立近代美術館で、2014年11月18日から開催予定の奈良原一高写真展「王国」を案内する。
奈良原一高(1931年生まれ)は、戦後に登場した世代を代表する写真家の一人として知られます。
彼が1958(昭和33)年に発表した「王国」は、北海道の修道院と、和歌山の女性刑務所という、それぞれ外部と隔絶された空間に生きる人間存在を見つめた作品です。
ほぼ無名の新人の個展としては例外的な反響を呼び、鮮やかなデビューとなった1956年の個展「人間の土地」に続いて、極限状況を生きる人間というテーマを深化させた本作は、日本写真批評家協会賞新人賞を受賞するなど、奈良原の評価を確立するものでした。
今回の展覧会は、2010(平成22)年度に株式会社ニコンより寄贈を受けたプリント全87点により、この初期の代表作「王国」を紹介するものです。
名称 | 奈良原一高写真展「王国」 |
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開催期間 | 2014年11月18日(火)〜2015年3月1日(日) |
開館時間 | 10時〜17時(金曜日は10時〜20時、入館は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日(11月24日、2015年1月12日を除く)、11月25日、12月28日〜2015年1月1日、1月13日 |
入場料 | 一般 430円、大学生 130円 |
無料観覧日 | 12月7日、2015年1月2日、1月4日、2月1日、3月1日 |
会場 | 東京国立近代美術館2階ギャラリー4 |
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