さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。ここでは、オリンパスギャラリー東京で、2014年11月27日から開催予定のエドワード・レビンソン写真展「都会の美とシンボリズム」を案内する。
1979年に来日し、10年後に東京から田舎に移り35年間在住していますが、未だに喜々として都会を訪れています。日本でも外国でも、東京やニューヨークやパリの都会では、多彩な事象が頻発しているからです。様々な動き、光、音、色、イルミネーション、人間、影、そして自然さえも都会独特の表情をもっています。私は“フォトホリック”になり、デジタルカメラを抱えて街を歩き、電車に乗り、美術館を巡ります。こうしたことすべてが視覚的な短い詩、あるいは眼のダイアリーとなっています。
当展では、2009年から現在までに撮影した、モノクロ数点を含むカラー写真約 60点の作品を展示します。左右対称のコンポジションが合成風に見える写真もありますが、それらは注視し待ち続けて“画像フレーム”の中に見出し、自然に撮れた写真です。また少し変わった質感と反射の多い被写体は、その瞬間にしか出来ない、一種の“特殊なフィルター・エフェクト”が生み出したものです。
ひとの心と眼は、不断に奔流するイメージに引き寄せられます─形と色彩、はかなく消えてしまう影、建物に跳ね返る光、夜と昼、ユーモアと美しさ、部分的に切り取られたアブストラクトなどに。
これらの写真は、冷たくハードで、煩雑な環境に思われる都会にも、美とシンボリズムが見出されることを示しています。この写真展から、観賞者ご自身の世界観が創出されることを願っております。
名称 | エドワード・レビンソン写真展「都会の美とシンボリズム」 |
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開催期間 | 2014年11月27日(木)〜12月3日(水) |
開館時間 | 10時〜18時(最終日15時終了) |
定休日 | 日曜、祝日 |
入場 | 無料 |
会場 | オリンパスプラザ 東京 |
※2014年12月12日(金)〜12月18日(木)に、オリンパスプラザ 大阪でも開催
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