動画はDMC-GH4やDMC-FZ1000と同じく、4K動画対応。AVCHDとMP4の2種類のフォーマットに対応しているが、4K動画を撮れるのはMP4時だけなので注意。まずMP4に設定し、4K動画を選ぶ。
パナソニックといえば4K動画を生かした「4Kフォト」を推進している。4K動画は800万画素相当のサイズになるので、そのまま切り出しても十分静止画として使えるクオリティになるからだ。
4Kフォトは4K動画から1枚静止画を切り出すモノ、と思えばよさげだが、実はちょっと違う。
4Kフォトモードで撮ると「静止画として切り出すことを考えたセッティング」で動画を撮る。要するに高速シャッタースピードで撮ってくれるのである(マニュアルでシャッタースピードを設定してもよし)。アスペクト比も任意のものを選べるのだ。
しかも、4Kフォトで撮った動画から静止画を切り出すと(カメラ内の再生機能で切り出すと)、その静止画にシャッタースピードや絞り値などのEXIF情報が付く。なるほど、単なる動画からの切り出しとは違うのだな、と思わせてくれて面白い。
と全体としてはこんな感じ。
LX100はコンパクトデジカメとしては高価で大きめだが、グリップもしっかりしてて撮影しやすい大きさ・グリップ感であり、動作もキビキビしていて非常に気持ちよく撮れるという印象だ。
操作系も慣れたら非常に快適で、独立したダイヤルでさっとセッティングできるし、MFもMFアシスト機能を使えば必要な部分だけ拡大表示してくれるので合わせやすいし、EVFを搭載しているのできちんと構えて撮りたいときはそちらをのぞけばOK。
伝統的なカメラの操作系でありながら、連写は速いし電子シャッターを使ってサイレントモードにすればほとんど無音で撮れるし4K動画も撮れるなどデジタル面でもポイントは多い。かなり充実したハイエンドコンデジである。
細かい事を言い出せば、タッチAFを使いたいとか望遠側がもうちょっとあるといいなとか、キリはないけれども、まあ何でもかんでも詰めこんでほしがるのはわがままということで、写真好きは是非手に取ってみるべし。
スナップ用のサブカメラとして携帯するにもいいし、レンズ一体型のメインカメラが欲しいという人にもお勧めできるし、さらにいえば個人的に欲しいカメラの1つだ。
価格的にちょっと上だけれども、要注目である。
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