さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。リコーイメージングスクエア新宿で、2015年1月28日から開催予定の深川裕子写真展「マチノナカニ ヒトノソバニ」を案内する。
猫の身体はなめらかな曲線で形作られ、野生の中で生きてきた証を残しています。猫の姿は神サマが作り上げてきた中でも特に美しい傑作ではないでしょうか。野生の記憶をそのしなやかな身体にしまい込みながらも、人間の傍で生きるという運命を享受し、人が作り上げた街の中で生きている猫たちの姿を「美しく」残したいという気持ちで撮り続けてきました。
4年という年月の中で街は急速に変化し、取り壊された建物とともに姿を消してしまった猫たち、心無い人間に殺されてしまった猫もいました。久しぶりに訪れた目的地が一変し、猫の気配が消えてしまった跡地を呆然と眺めたことも幾度となくありました。それでも猫は今も人に愛され、守られ、時に虐げられ、無視されながらさまざまな形で関わりながら生きています。今日もファインダー越しに見る街の中で、彼らの命はポツン、ポツンと灯りのように美しく輝いています。
名称 | 深川裕子写真展「マチノナカニ ヒトノソバニ」 |
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開催期間 | 2015年1月28日(水)〜2月9日(月) |
開館時間 | 10時30分〜18時30分(最終日16時終了) |
定休日 | 火曜日と1月31日、2月1日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア新宿 ギャラリーII |
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