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水深14メートル、耐衝撃構造のタフネスコンデジ「RICOH WG-5 GPS」過酷なアウトドアでの撮影に最適

» 2015年02月10日 15時05分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

 リコーは2月10日、コンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-5 GPS」を発表した。カラーはオレンジとガンメタリック。価格はオープンで、実売予想価格は3万円台後半(税別)。3月13日に発売する。

 コンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-5 GPS」。オレンジ(写真=左)。ガンメタリック(写真=右)

 RICOH WG-5 GPSは、水深14メートルで連続2時間の使用に耐える、IPX8基準に準拠した防水ハイエンドモデルコンデジだ。IP6Xの防じん性能、2.2メートルからの耐落下衝撃性能、セ氏マイナス10度で動作する耐低温性、100キログラムまでの重さに耐える耐荷重構造など、過酷なアウトドア環境での使用に最適なタフネス仕様となっている。

 広角側でF2.0の大口径光学4倍(35ミリ換算で約25〜100ミリ相当)ズームレンズ、ISO感度6400、有効画素数1600万画素で1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーと、高性能画像処理エンジンを搭載。ノイズを抑えた撮影ができるほか、一度に複数枚の画像を撮影して合成し、ブレの少ない画像を作る“手持ち夜景モード”、センサーシフト方式と電子式のデュアル手ブレ補正により、特に光の少ない場所での撮影に威力を発揮する。

 水中では、失われがちな赤系の色を美しく再現し、水中で生じがちな光の拡散によるコントラスト低下を補正する“マーメイド”“マーメイドムービー”モードにより、クリアな写真を撮影可能。また、マーメイドモード時には1度のシャッターでフラッシュ非発光と強制発光の2枚を連続して撮影できる“発行禁止+強制発光”も採用している。さらに、水中での撮影に安心な、水に浮くフロートストラップをオプションで用意した。

 レンズ周りに配置してある“デジタル顕微鏡”モード時に照明となる6基のLED補助光は、自撮り(セルフィ)時には、カメラ側で検出した顔がフレーム内に収まっているかどうかを判断する“自分撮りアシスト”機能、暗い場所で手元の照明代わりになる“LEDライト”モードとしても利用できる。

 GPSにより撮影場所や移動中の測位ログデータを記録できるうえ、搭載した圧力センサーや電子コンパスにより、カメラで気圧・高度/水深・方位情報の確認も可能。上下左右170度の広視野角3型ワイド液晶モニタには、映り込みを軽減するAR(Anti-Reflection)コート加工済みで、強い日差しの下でもモニターしやすくなっている。

 動画はフルHD(1920×1080ピクセル)の高画質で30フレーム/秒の撮影や動画をスロー再生できる“ハイスピードカメラ”撮影、“早送り動画”撮影にも対応し、幅広い映像表現を手軽に楽しめる。

 F値はF2.0〜F4.9、ISO感度は125〜6400。撮影距離は標準で0.4メートルから、マクロでは0.1メートル〜0.5メートル。シャッタースピードは、1/4000〜1/4秒、シャッター優先の夜景モード時には1/2000〜4秒。

 サイズは125(幅)×32(奥行き)×64.5(高さ)ミリ、重量はバッテリーとSDメモリーカードを含んで約236グラム、本体のみでは約216グラム。バッテリーは充電式リチウムイオンバッテリーで、静止画を約240枚撮影可能。バッテリーのほか、本体充電アダプタ、USBケーブル、カラビナストラップ、マクロスタンドが付属する。

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