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カシオの行楽コンデジ「EX-ZR1600」は、自撮りから風景まで、楽しさを簡単にシェアできる新世代カメラを楽しむ(1/3 ページ)

» 2015年04月24日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 カシオのEXILIM「EX-ZR1600」は行楽コンデジである。

 詳しい機能の紹介はレビューを見ていただくとして、何をもって行楽コンデジかというと、広角から望遠まで撮れて、自分撮りも簡単にできて、バッテリーの持ちもよくて、操作が簡単で、行楽中に写真をシェアできる……そういうカメラだから。

 であれば、行楽コンデジで行楽してもらおうというわけで、ゴールデンウィークには混雑必至の鎌倉方面へ、お2人のモデルさんと2台のEX-ZR1600(以下ZR1600)を持って出かけてきたのである。

 EX-ZR1600が2台あるのは、それぞれに1台ずつ持ってもらうため。

 行楽コンデジなのだから行楽する人に使ってもらわないとダメでしょうということで、以前フリースタイルデジカメ EX-FR10で遊んだときのZR1600バージョンだと思ってほしい。友達同士の小旅行な雰囲気で遊んでもらっている。例によって作例は最後の1枚以外、お2人のどちらかが撮ったものだ。

ハンズフリーで撮れる自撮り向きコンデジ

 ZR1600はカシオの主力機であるハイスピードEXILIMシリーズ。他社がプレミアム路線に向かったり、高倍率ズーム搭載機に仕上げたりといろいろ工夫している中、派手な機能はないものの、ズーム倍率も高く、オールラウンドに使える便利なカメラだ。カメラ好きに向けた高機能カメラではなく、普通の人がカジュアル&お気楽に写真を撮って遊ぶためのカメラなのだ。

 だから駅前でお2人にZR1600を渡して、好きに撮ってねってところからスタート。自分撮りの方法だけ教えて、撮影モードはプレミアムオートにし、両吊りストラップで首からぶら下げてもらってあとはもうご自由に。

 そしたらいきなり「にゃあがいる」で立ち止まって塀の上の猫写真撮ってるし。

EXILIM EX-ZR1600

 お庭で犬を飼ってる家を見つけたら、いきなり近づいて、喜んで塀の隙間から顔を出したとこを撮ってるし。

EXILIM EX-ZR1600

 楽しそうにポーズ付けて撮り合ってるし。

EXILIM EX-ZR1600 よさげな壁を見つけたと思ったらこれだ

 にしても、カシオのプレミアムオートは顔を見つけたら自動的に美肌処理かかる上に(オフにもできるけど、今回はデフォルトの強さでメイクアップ機能をかけてみた)、ちゃんと露出も合わせてくれるのでこういう露出アンダーになりそうなシーンでもちゃんと顔をきれいに撮ってくれる。こういうのが大事。

 しばらくするとやっと自撮りがはじまった。

 最初はトンネルの前で、普通に自撮り、かと思いきやさすが自撮りのプロ……かどうかは知らないけど、普段から遊びに行っては撮ってるんだろうなと思わせる撮り方。2人の位置関係を前後にずらして構図に変化をつけるなんてさすがだと見てて感心。

EXILIM EX-ZR1600 モニターを180度立てて自撮りモードにし、銭洗弁天へ抜けるトンネル前で自撮り開始
EXILIM EX-ZR1600 撮れたのがこちら。微妙に前後にずれてるのが上手い

 さらにカメラをすっと持ちかえて縦位置に。別にこっちが指示したわけじゃないんだけど、さっと縦位置に構えてくれたので、すかさず、レンズ脇の黒いボタン(下の写真だとレンズの右下にある)もシャッターボタンとして使えるんだということを教える。

 縦位置自分撮り時に押しやすいのだ。

EXILIM EX-ZR1600 縦位置で自撮りする2人
EXILIM EX-ZR1600 撮影結果。当然それを写してるわたしも写ってしまうわけで、そこはご勘弁を

 いまどき、モニターが180度回転する機能や、自撮りモードになると画面が鏡像(つまり左右反転して鏡を見るのと同じ向きになるので構図を作りやすい状態)に切り替わるデジカメは珍しくないが、カシオが面白いのは「モーションシャッター」になるところ。

 自撮りモードにすると画面に「シャッターを押せ」というアイコンが出て、シャッターを押すと今度は「手のひら」アイコンがあらわれる。手をそのあたりで振ると2秒のセルフタイマーが起動して撮影できるのだ。ハンズフリーで自撮りできるのであれこれ遊びやすい。

EXILIM EX-ZR1600 モーションシャッター時は画面に「手のひら」があらわれる。ちょうどこの位置で手を振るとタイマー撮影が始まる
EXILIM EX-ZR1600 タイマーは分かりやすく画面の真ん中に出る

 つまり画面上で動いているものがあったらそれをトリガーとして撮影を始めるのだ。カメラに触れずに連続して自撮りできるのもいい。

EXILIM EX-ZR1600 連続して自撮りしてもらってたら飽きてきたのかこんなカットが。面白いのでそのまま採用

 ミニ三脚を使うなどカメラからちょっと離れて撮りたいときに特に便利。

 コツをつかまないと予定外の写真を撮ってしまったり、カメラがうまく反応してくれなかったりするが、まあ余分に撮っちゃう分には構わないでしょう。

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