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» 2015年05月02日 16時00分 UPDATE

新世代カメラを楽しむ:スマホ合体プレミアムコンデジ「LUMIX CM1」を行楽のお供に (2/3)

[荻窪圭,ITmedia]

ひたすら富士山を撮って加工してみる

 で、この日はひたすら富士山。高い建物がないのでもうどこにいても富士山が見えて面白い。

 登山道の入口である「北口本宮富士浅間神社」への参道として戦国時代に開かれた道。レンタサイクルを借りて走ったのだが、南下するときは正面に、東に向かうときは右手に、つねに富士山が見えてて楽しい。

 こういうスナップはiAモードにしておいて気軽に撮る。

LUMIX CM1 富士山に向かって自転車で走るの図。これは戦国時代からの街道。F5.6、1/1600秒、ISO125

 薄く雲がかかってて遠景が今ひとつもやっとしていたのが残念なのだけど、そればかりはしょうがない。

 さらに今回の目的地である新倉山浅間神社へ向かう。地元の人がお勧めの富士山絶景スポットらしい。

 途中、小室浅間神社を見つけて立ち寄る。とにかく富士山の回りは浅間神社なのである。富士山を神格化した浅間大神を祀る神社だから。もともとは静岡側の浅間神社が起こりらしい。それが富士山を祭る神社として一帯に広がったのだろう。

 ふらふら歩いていたら、桜が満開な参道脇のシャッターに描かれた流鏑馬の絵に目が行く。ここ、流鏑馬が伝承されているのだ。ということで一緒に撮影。

LUMIX CM1 流鏑馬(やぶさめ)の絵と一緒に。F2.8、1/1000秒、ISO125

 でも曇っていることもあってちょっともやっとしてる。そこで、アプリの出番である。

 たぶん、今Android用で最強のレタッチアプリはGoogleが出してるSnapseed。最近、大幅にバージョンアップした。

 ここでパースや傾きを調整したり、トリミングしたりフィルターをかけたりとあれこれいじる。最新バージョンではフィルターや機能が増えた上に、あとから編集し直せるようになった。以前はアンドゥが弱かったのだけど、そこを大幅に強化してきたのだ。

 アプリ紹介のページじゃないので簡単に。

LUMIX CM1 豊富なツール類。特に変形や部分調整機能などがすごい
LUMIX CM1 変形ツールでパースをいじったり
LUMIX CM1 豊富なデジタルフィルタ類。すべて細かいパラメータを調整できるのがよい
LUMIX CM1 ドラマフィルタをかけたり

 で仕上がったのがこちら。

LUMIX CM1 これ、その場で作ってFacebookにアップした写真。

 やがて目的地の新倉山浅間公園へ。ここから見る富士山が絶景で、桜と富士山を一度に撮れる場所として(特にタイ人に)人気らしい。

 長い階段を上りつつ振り返るといきなりこれである。

LUMIX CM1 斜面を上りながら振り返ると富士山である。
LUMIX CM1 F5.6、1/1000秒、ISO125、ー0.66EV、HDR

 絞り優先で、天気が悪く富士山と白い空の境界がつぶれそうなので、ちょっとマイナスの補正をかけてHDRで。LUMIX CM1の音量キーを露出補正に割り当てておくと楽。UIにはもうちょっと工夫がほしいと思うことはあるけど、音量キーに機能を割り当てられるのはよし。

 ただHDRは少しでもブレるとそこがずれて合成されちゃうのがきつい。カメラはブレなくても木の枝が風で揺れるのである。

 こういう天気の時は逆張りしちゃう。

 どよんとした空気感を増幅させて、クリエイティブコントロールで「インプレッシブアート」である。

LUMIX CM1 インプレッシブアートモードで撮影

 そうするとエッジのコントラストが強調され、さらにハイライト部がぐっと沈んで、エッジははっきりしてるにどんよりさが強調されるという楽しい絵になる。

 山の中腹まで登ると、斜面に植えられた桜がまだ若くて背が低いのか、非常に見通しがよく、富士吉田市を一望できる。「ジオラマ」フィルターで撮ってくださいといわんばかりなので撮ってみた。

LUMIX CM1 ジオラマフィルターで富士吉田市を。右手に少し見切れているのが富士山。裾野の自衛隊演習場が見える

 さていよいよ最終目的地。桜と忠霊塔を見下ろす斜面には三脚を立ててる人が何人もいる。この景色である。

LUMIX CM1 桜と忠霊塔。F4、1/1600秒、ISO125

 でも普通に撮ったのでは冠雪した富士山頂と白い雲がとけこんじゃっていまひとつよくない。そういうときはクリエイティブコントロールの「ハイダイナミックレンジ機能」を使う。

LUMIX CM1 さっと撮影モードを変えられる。モードダイヤルっぽい画面を指で回すところなどは、フルタッチパネルデジカメっぽくていい

 ちょっとマイナスの補正をかけてハイダイナミックレンジフィルタで撮ってみた。

LUMIX CM1 ハイダイナミックレンジフィルタで撮影。手前の桜も明るくなり、富士山もそれなりにいい感じになった。HDRではなく撮影セッティングの工夫とデジタル処理でダイナミックレンジを広げてる。F4、1/1600秒、ISO500、ー1EV

 さらに後処理もかけちゃえ、ってんでSnapseedで2パターン遊んでみた。そもそも嘘くさい構図なのでさらに嘘くさく。

LUMIX CM1 iAモードでー1EVで撮影した富士山と桜と忠霊塔
LUMIX CM1 HDRフィルタ+グラマーグローフィルターを中心に、さらに嘘くさく派手目に仕上げてみた。松と富士山と桜と忠霊塔
LUMIX CM1 逆に、ドラマフィルターを中心に暗く妖しく処理してみた。富士山がより神秘的になる感じ?

 しつこくSnapseedでレタッチしてきたけど、要するに撮って見て加工して公開するまでをこれ1つで全部できちゃう面白さ、というかこれ1台で完結しちゃう面白さがわたしにとってのCM1の魅力なのだなと。このくらいは休憩してお茶飲んでる間にできちゃうし、元画像がしっかりしてるから多少無理にいじっても破綻しない。ヘタしたらPCに持ってきていじるより簡単だし早い。

 にしても、この場所、誰が撮ってもパンフレットのような構図にならざるを得ないのが良し悪しですな。

 だがしかし、撮る見る見せるを1台で全部やってるとバッテリーを食う。当然ながら食う。カメラとして使いつつ写真をいじったり公開したりSNSチェックしたりしてるとまず1日は持たないわけで、こういうことになる。

LUMIX CM1 バッテリーがやばい!

 なので大容量のモバイルバッテリーは忘れずに。

LUMIX CM1 慌てて充電中の図

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