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キヤノン「EOS 5D」シリーズが誕生から10周年

» 2015年05月28日 21時13分 公開
[ITmedia]

 キヤノンが5月28日、2015年8月に、「EOS 5D」シリーズが10周年を迎えると発表した。初代EOS 5Dは、2005年8月に35ミリ判フルサイズのセンサーを搭載したハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラとして発表され、翌9月に発売された。

EOS 5D EOS 5D

 EOS 5Dは、ハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラとしては初めて35ミリ判フィルムと同等サイズのCMOSセンサーを搭載したモデル。マグネシウム合金製のボディに約1280万画素の自社製CMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC II」の組み合わせを採用していた。発売当時の各量販店店頭での平均価格がおよそ33万7000円(税別)と安価だったこともあり、人気を博した。

 2008年11月には、EOSシリーズ初となるフルHD動画撮影機能を搭載した「EOS 5D Mark II」が発売され、デジタル一眼レフカメラを用いた動画撮影が普及する契機となった。また2012年3月発売した「EOS 5D Mark III」は、静止画・動画ともに画質を飛躍的に向上させ、AF精度や連写速度を高めたモデルとして、現在もEOSシリーズの中上位モデル主力機種として販売されている。

EOS 5D Mark III EOS 5D Mark III

 そしてまもなく、EOSシリーズ最高峰の解像度、約5060万画素のCMOSセンサーを備える「EOS 5Ds」と「EOS 5Ds R」が登場する。

EOS 5Ds 6月に発売予定のEOS 5Ds

 この夏は、「EOS 5Dsの発売に合わせて、ポスターなどで10周年を周知していくほか、記念のノベルティなども用意するかもしれない」とのこと。

 なおキヤノンマーケティングジャパンでは、6月25日から銀座、梅田、福岡、名古屋の各キヤノンギャラリーで「EOS 5Dシリーズ誕生10周年 特別企画展」として「The Photographers2 −心を揺さぶる光景を求めて−」を開催する。入場は無料。この企画展に連動した、写真家に密着したドキュメンタリー番組「The Photographers 2」も、BS朝日で放送される。フランス(吉村和敏氏)・キューバ(竹沢うるま氏)での海外撮影や、日本の風景(米美知子氏、GOTO AKI氏)、水中(尾崎たまき氏)、天体・星景(中西昭雄氏)の撮影現場に帯同し、撮影に挑む姿を紹介する。

The Photographers2 The Photographers 2
The Photographers2

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