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明るさで印象を変える――幻想的な世界、ハイキー写真の撮影術撮影テクニックを基本から

» 2015年06月09日 21時00分 公開
[MAKOTO TSURUTAITmedia]
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ハイキーな写真は逆光や半逆光がオススメ!

 日中の森林や、ぽかぽか暖かい縁側など、普段過ごしていて気持ちよい光を感じる場所ってありませんか? そんな柔らかい光が差し込む、気持ちのよい場所がハイキー写真の撮影ポイントになります。

ハイキー写真 逆光や半逆光のシーンがハイキー写真を撮る絶好のポイントになります
ハイキー写真 朱色が鮮やかな鳥居も普段は厳かな雰囲気ですが、ハイキー写真でまったく違うイメージに

 露出補正を+1EV前後(場合によってはそれ以上)にして、光を逆光とハイキーで捉えることで、同じ緑でもやさしい色のグラデーションを作り出すことができ、見ていて心地のいい、やさしい色を写し出すことができるのです。緑一色の世界もいいのですが、もう1色プラスすると差し色が効いて、さらに優しい雰囲気の写真に仕上がります。

ハイキー写真 こちらは前ボケで緑を入れ、鮮やかなピンクの花を写したものです

感じるままに“色”を撮影しよう

 さまざまな色をテーマに撮影することでパステル調やライトトーンなど、心暖まる写真が撮影できます。「この色いいな!」っと思ったら、通常の撮影のワンアクセントとしてハイキー写真を活用してみると、色で感性に伝わる写真が撮影できるかもしれません。機会があればぜひ試してみてください。

ハイキー写真 色鮮やかな花も半逆光でやさしいパステル調に早変わり。色味を忠実に再現するだけではないのが写真の面白いところです

撮影者プロフィール

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MAKOTO TSURUTA(つるた まこと)

元『週刊ゴング』カメラマン。スポーツで写真を学び、その後メーカー担当として首都圏量販店に常勤し、一眼レフカメラの販売を担当。現在Webプロモーションを得意とする活動の傍ら、写真をさらに楽しむコンテンツサイト「PHOTOWORK」http://photowork.jp/を運営中。個人サイトはhttp://one-cut.net/


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