では実際に撮影してみよう。
どちらも1/2.3型センサーを搭載した普通のコンデジで、どちらも5倍ズームだが、ちょいと画角が違う。
ちょっとTG-860の方が広角側に振ってあるのだ。特に広角側で差が出る。
今回は遊泳禁止になるレベルで海が荒れていて、海中の撮影はできなかったのでサンプルがないのだが、水中では空気中より画角が狭くなるのでより広角の方が便利なことは覚えておきたい。
さて、どちらも防水・防じんなので海辺で撮るのである。
TG-860が広角にこだわったのにはもう1つ理由がある。液晶モニターが180度回転して自撮りが簡単にできるのだ。
自撮りするなら広角の方が自分も背景も広く写るし、友達3人くらいと一緒に撮れていい。ちゃんと撮影モードに「自撮りモード」もついてる。フロントシャッターを使えば自撮り時などにシャッターも押しやすい。
海や川に遊びにいって自然をバックに自撮りをするって、魅力的だが、海水をかぶるようなシーンに対応するのは自撮り対応コンデジではTG-860だけ。これは魅力的だ。
それに比べるとAW130はオーソドックスなタフネスカメラ。それでも広角側は24ミリあり、十分な画角だ。
TG-860よりAW130は少し望遠に強くてレンズも少し明るいし、防水性能もTG-860が水深15メートル、AW130は水深30メートルまでOKと強い。
炎天下で画面を見やすかったのはTG-860。今回の一番の敵は太陽で、どうしてもモニターは見づらくなる(もう顔にちゃんとピントが合ってるかどうかわからないレベル)。それでも比べてみると、TG-860の方が視認性は高く、モニターをチルトできる分角度調整が可能なため、融通が効く。
晴天下で楽しむカメラなわけで、簡単な折りたたみ式フードくらい用意してくれてもよかったかも。
続いてザリガニを。田んぼへ出かけたら水路でザリガニ釣りをしてる妙齢の女子がいたので撮らせてもらった。餌はサキイカ。
曇っていた上に釣り上げるとぐるぐる回るのでどうしても被写体ぶれしちゃうのだけど、せっかくなので。
こういうシーンだとちょっとでもレンズが明るい方が撮りやすい。
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