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フルサイズならではの立体感と4240万画素による豊かな描写――ソニー 「α7R II」(2/2 ページ)

» 2015年09月21日 06時00分 公開
[三井公一ITmedia]
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α7R II マニュアル(F8、1/320秒)、ISO1600、WB:オート、露出補正:+0.3EV、レンズ:FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS 24mm

 フレーム内に広くAF測距点があるので、歩きながらの撮影も容易である。フォーカスポイントの設定もクイックにできるので、撮影対象にあわせて臨機応変に対応できる。

α7R II マニュアル(F2、1/160秒)、ISO100、WB:オート、露出補正:-1EV、レンズ:Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA

 α7R IIの魅力を最大に引き出すには、やはり高性能な単焦点レンズが必須だろう。いいレンズはモデルの柔らかい肌の質感、細かい髪の毛の立体感を写し出してくれる。また上質なボケ味も魅力となるからだ。

α7R II マニュアル(F7.1、1/250秒)、ISO1000、WB:オート、露出補正:-1.3EV、レンズ:FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS 24mm、焦点距離:240mm

 高感度特性も向上したので、F値が明るくない高倍率ズームレンズでも対応できる懐の広さがα7R IIの魅力だ。単焦点レンズ + 高倍率ズームの組み合わせで旅に出るのもよさそうである。

α7R II 絞り優先オート(F2、1/200秒)、ISO100、WB:オート、露出補正:-1.7EV、レンズ:Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA

 雰囲気を的確に表現してくれるオートホワイトバランスも好印象だ。曇天の古い街並みに座り込むモデルの、微妙な存在感をうまく引き出してくれた。

α7R II 絞り優先オート(F2.8、1/60秒)、ISO100、WB:オート、露出補正:-1.3EV、レンズ:Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA

 瞳が印象的なモデル、伊藤千晶さんの妖しい雰囲気を撮影。フルサイズならではの立体感と高画素による豊かな描写がα7R IIの魅力だ。いいレンズと組み合わせれば美しい写真を手にすることができるに違いない。

(編注:本記事では一般的な撮影状態での利用を念頭に置いているため、人物撮影にレフ版などは利用しておりません)

(モデル:伊藤千晶 オスカープロモーション)

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