さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。オリンパスプラザ東京で2015年9月25日から開催予定の柳本史歩 写真展「彼らの景観について」を案内する。
街を歩いていると感じることがある。それは、私が東京で普段生活していると見えてこない情報がたくさんあるということ、そして情報の伝達する手法は発展する一方で、知ることのできない情報や知られざる街の存在が増えているのではないかということだ。2000年より継続している写真シリーズ「アイル・ビイ・ゼア」は、そうした知られざる街や地域になるであろうエリアをそのままの姿を持ち帰ろうとはじまった写真のシリーズである。
今シリーズはこれまで北海道幌泉郡、手塩郡、檜山郡、日高郡、青森県下北、山形県鶴岡・月山、新潟県長岡・栃尾、岩手県下閉伊郡川井村(現宮古市)・宮古市・普代村・山田町といった地域を取り上げてきた。各地域の取材の中いろいろな生活のスタイルを目の当たりにしてきたが、共通して見えて来るものは「私たちは目の前にある生活しか送ることができない」ということである。シリーズ12回目の写真展「彼らの景観について」は岩手県久慈市および洋野町を取材し、彼らの目の前の生活と景観を、写真とヴォイス(証言)で展開してゆくものである。
名称 | 柳本史歩 写真展「彼らの景観について」 |
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開催期間 | 2015年9月25日(金)〜2015年9月30日(水) |
開館時間 | 11時〜19時(最終日は15時まで) |
定休日 | 木曜 |
入場 | 無料 |
会場 | オリンパスプラザ東京 |
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