TransferJet™搭載SDHCメモリカードを、ITmediaデジカメプラスの読者10人に実際に試してもらったところ、とても便利だったという感想が多数だった。どんなシーンで便利なのか、モニターリポートから紹介しよう。
デジタルカメラで写真を撮る際に、誰もが使っているSDメモリカード。このSDメモリカードに、TransferJet™という、対応機器同士を近づけるだけで、高速なデータの送信を可能にする技術を組み込んだ新製品「TransferJet™搭載SDHCメモリカード」が登場した。既存のSDメモリカードの代わりに、このSDHCメモリカードをデジタルカメラに挿入すると、TransferJet™対応アダプタを装着したPC、タブレットやスマートフォンに、簡単にデータが送信できるようになる。
この簡単さを、実際にITmedia デジカメプラスの読者10人に体験してもらい、その感想を聞いてみたところ、さまざまなシーンで恩恵が受けられることが分かった。実際にモニターの声を紹介しながら、TransferJet™搭載SDHCメモリカードの魅力をひもといてみよう。
TransferJet™の魅力はいろいろあるが、対応機器同士を近づけるだけですぐに通信してデータの転送ができることは大きなポイントだ。TransferJet™搭載SDHCメモリカードの場合、カードをカメラから取り出すことなくいつでも簡単に写真や動画が送信できる。受信側は、アプリやソフトウェアをインストールするだけでよく、設定が簡単。
モニターの1人は、実際にカメラとiPhoneやWindows®タブレットを一緒に持ち歩いて使用し、SDHCメモリカードを取り出すことなく、いつでも手軽に写真や動画が送信できたと話す。
鉄道の撮影に持ち出して、友人はカメラにTransferJet™搭載SDHCメモリカードを差し込み、私はiPhoneにLightningのTransferJet™対応アダプタ、Windows®タブレットにMicroUSBのTransferJet™対応アダプタを差し込んで使用しました。電車が接近しているときは写真や映像を撮ることに集中し、通過後はデータをタブレットに送信して明るさやボケなどを調整するというように使用しました。
一眼レフでは高速でシャッターを落とし、iPhoneでは動画を撮り続けたのにもかかわらず、それらを送信するのに1分もかからないので、すぐに次の撮影の準備にかかれました。
あまり取扱説明書を読まずに使い始めたというモニターも、スマートフォンに対応アプリを入れるだけで使えた点に驚いていた。
本当はアダプタを挿入すると自動的にアプリのダウンロード画面などが立ち上がるくらいなのがベストではありますが、現状の受信側でTransferJet™対応アダプタを装着してアプリを起動するだけなのも手間が少なくていいですね。機械の操作が苦手な人も簡単に送信できると思います。
例えばTransferJet™対応アダプタを取り付けたiPhone 6 Plusに、TransferJet™搭載SDHCメモリカードを挿入したデジタルカメラを近づけたら、メモリカード内のデータがさくさくとiPhone 6 Plusに送信されていく。メモリカードを取り出したり、Wi-Fiで接続したりすることなくデータがスマートフォンなどと共有でき、デジタル一眼で撮影したきれいな写真が、素早くSNSなどに投稿できるのは、写真好きにはたまらないポイントだろう。
カメラからPCに移してからiPhoneに送っていた写真が、カメラから直接iPhoneに移せるようになり、Instagramなどへの投稿がよりやりやすくなったと思います。
写真を送信する手間も、カメラ側のちょっとした操作だけでいい。メモリカード内の一部のデータだけを送信したい場合(選択送信)は、「プリント予約(DPOF)」機能を利用することで、写真(JPEGのみ)の選択が可能だ。
カメラでWi-Fiを使うには、カメラとスマホの両方で設定をしなければならなかったのが、TransferJet™ではカメラで送信したい写真を選ぶだけの操作で簡単に送信ができ、わずらわしさが本当に感じられませんでした。
選択送信のほかに、例えばPCにまとめてバックアップするときに便利なのが一括送信だ。撮影した写真や動画を1回のみ自動でまとめて送信できる。この場合、一度写真を送信すると、実行した日時が自動的にSDHCメモリカード内に記録される。次回以降は、この日時より後のものだけを送信できるので重複がないのも賢くていい。
iPadなどにTransferJet™対応アダプタを取り付け、TransferJet™搭載SDHCメモリカードをデジカメに入れて一緒に持ち歩けば、歩きながら撮影した写真を、喫茶店などで休憩中にさっとiPadに送信して、写りを確認したり、周りの人と鑑賞したりできる。
モニターの1人は、実際にこれを試してそのことを実感したようだ。「友人のスマートフォンにスライドショー作成ソフトで制作した計200Mバイト程度のムービーデータを送信してみたりもしましたが、あっという間に送ることができました」とその魅力を話した。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia デジカメプラス編集部/掲載内容有効期限:2015年10月24日