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大口径標準ズーム「HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR」発表

» 2015年09月25日 14時10分 公開
[園部修ITmedia]

 リコーイメージングが9月25日、35ミリフルサイズセンサーにも対応した、F2.8通しの大口径標準ズームレンズ「HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR」を発表した。10月16日発売で、希望小売価格は21万円(税別)。

HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR

 画素数の多いイメージセンサーに対応した新しい光学系は、12群17枚のレンズ構成で、ED(特殊低分散)ガラス3枚、異常低分散ガラス非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚を採用。中心から周辺までコントラストと解像力を高めているという。AFの駆動は超音波モーターを採用している。スイッチなどを切り替えなくてもAFから即座にマニュアルフォーカスに切り替えられる「クイックシフト・フォーカス・システム」も便利だ。

 焦点距離は24〜70ミリをカバー。ズーム全域で開放F値2.8を確保している。現行のKシリーズデジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズセンサー搭載)に装着すると、35ミリ判換算の焦点距離は37〜107ミリ相当となり、広角から中望遠までをカバーするレンズとして使用可能。イメージサークルの中央部分のみを使用するため、より均一に解像力の高い描写が得られるのもポイントだ。絞りは点光源を撮影した際の光芒を抑え、やわらかい円形のボケが表現できる9枚羽根の円形絞りを採用している。

 レンズ全体にシーリングを施しており、内部に水滴が入りにくい防滴構造を採用。防滴仕様のデジタル一眼レフのボディと組み合わせれば、雨や霧の中、水しぶきがかかる場所などでの撮影にも対応できる。またレンズ鏡筒部の自重落下を防ぐ、ズームロックレバー機構も搭載した。

 最大径は88.5ミリ、全長は109.5ミリ。重さは787グラム(フード付:812グラム)。

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