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手持ちでの超望遠撮影も可能な「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」

» 2016年01月15日 22時23分 公開
[園部修ITmedia]

 富士フイルムが1月15日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM Xシリーズ」の交換レンズ「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」を発表した。2月18日に発売予定で、価格はオープンプライス。実売予想価格は24万円前後(税別)になるという。

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

 XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRは、これまで望遠側が弱いといわれてきた富士フイルムのXマウントレンズラインアップのなかで、超望遠域を担うズームレンズ。35ミリ判換算で152〜609mm相当の焦点距離をカバーする。高画質を実現するために、14群21枚のレンズには、EDレンズを5枚、スーパーEDレンズを1枚搭載し、色収差を低減している。AFにはリニアモーター2個を採用。

 手売れ補正機構は、CIPA基準で約5段分の性能を誇る。超望遠レンズながらも手持ちでの撮影が可能だ。パン操作を検出すると、自動で上下方向のみの手ブレ補正に切り替わるため、モード切替は必要ない。

 またボディには12カ所13点のシーリング施し、防じん・防滴・耐低温構造を実現。それに加えて、レンズ最前面のフッ素コーティングにより、撥水・防汚性能も備える。屋外でのさまざまな撮影シーンにも対応できる1本となっている。付属のフードは偏光フィルター操作用の窓が用意されている。窓はスライド式で、紛失する心配がなくなった。

 最大撮影倍率は望遠端で0.19倍。テレマクロのような撮影も可能だ。三脚座はコンパクトだが、アルカスイス互換のレンズプレート「MLP-75XF」もオプションに用意されており、必要に応じて重心位置が変えられる。1.4倍テレコンバーター「XF1.4X TC WR」も利用可能で、テレコン装着時の焦点距離は35mm判換算で213〜853mmとなる。

 なお、XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRのフォーカスリミッター機能を作動させるため、発売済みのカメラはファームウェアのアップデートが必要になる。ファームウェアはX-T1、X-T10、X-E2向けを2月4日に、そのほかを3月下旬に公開予定だ。

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

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