さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。今回は、コニカミノルタプラザで2016年3月2日から開催する西澤 丞 写真展「日本の現場 立入禁止の向こう側」を案内する。
西澤 丞 氏は、日本の先端科学施設を撮り下ろした『Build the Future』、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型固体燃料ロケット誕生をドキュメントした『イプシロン・ザ・ロケット ―新型固体燃料ロケット、誕生の瞬間』などの写真集で知られる注目の写真家です。
本展は、「写真を通じて日本の現場を応援する」というコンセプトのもと、科学技術や工業、インフラなど、社会生活の基盤や日本の未来を拓くさまざまな「現場」を、丹念な取材と精緻でスケール感ある写真作品によって広く社会に伝える西澤氏の、待望の初個展として開催いたします。
展示作品
カラープリント 65点
作者コメント
科学や工業などは、人々の暮らしを支える大切なものであるにもかかわらず立入禁止であるために、その実態を知る機会は、ほとんどありませんでした。一方で、現実がどうなっているのかを知らずに物事を判断することは、間違った未来を選択してしまう可能性が高くなり非常に危険です。
自分の暮らしを支えているものを自身の眼で見てみたい、そして写真を通じて多くの人に伝えたいとの気持ちから撮影を始めて10年あまり。今回の展覧会は、私の最初の個展であり、同時に、未発表の作品を発表する場ともなっています。長期にわたる交渉の末、ようやく撮影許可が下りた「日本の現場」の数々を、どうぞご覧ください。
※3月4日/11日/18日/25日の4日間は特別開館時間のため20:00まで延長して営業いたします。
西澤 丞(Joe Nishizawa)
写真家。1967年、愛知県生まれ。群馬県在住。自動車メーカーデザイン室、撮影プロダクション勤務を経て2000年に独立。科学や工業、インフラなど、「日本の現場」をテーマに撮影中。写真集『イプシロン・ザ・ロケット ―新型固体燃料ロケット、誕生の瞬間』(2013年)、『Build the Future』(2010年)、『首都高山手トンネル』(2007年)、『Deep Inside』(2006年)を刊行。2014年、東京都現代美術館で開催された「ミッション[宇宙×芸術] ―コスモロジーを超えて」展に参加。
ギャラリートーク
西澤 丞
日時:2016年3月4日(金)18:30〜19:30
場所:コニカミノルタプラザ ギャラリーBC
*この時間、会場にいらっしゃる方が対象です。
スペシャルトーク
西澤 丞×中島 史朗(株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ アートディレクター)
日時:2016年3月18日(金)19:00〜20:00
場所:コニカミノルタプラザ イベントスペース
参加費:無料
定員:50名
参加方法:先着順
※18:00より、会場にて整理券を配布します。
※おひとり様一枚
同時開催
コニカミノルタプラザ特別企画展「虹色の絶景」(ギャラリーA)
名称 | 西澤 丞 写真展「日本の現場 立入禁止の向こう側」 |
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開催期間 | 2016年3月2日(水)〜3月31日(木) |
開館時間 | 10時30分〜19時(最終日15時終了) |
定休日 | 期間内無休 |
入場 | 無料 |
会場 | コニカミノルタプラザ(ギャラリーB&C) |
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