月面に肉薄する「世界最高」光学50倍ズーム 「PowerShot SX50 HS」
キヤノン「PowerShot SX50 HS」は、コンパクトデジタルカメラにおいて世界最高という24〜1200ミリ相当の光学50倍ズームレンズを搭載。デジタルズームも併用すれば月面のクレーターにも肉薄できる。
キヤノンは9月16日、高倍率ズームレンズを搭載した「PowerShot SX」シリーズの新製品として「PowerShot SX50 HS」を9月27日より販売開始すると発表した。同社オンラインショップでの販売価格は5万9800円。
「コンパクトデジタルカメラにおいて世界最高」(同社)という光学50倍ズームレンズを搭載、35ミリ換算24〜1200ミリという焦点距離を1台でカバーする。加えて画質劣化を抑えながらの望遠倍率増を可能とするプログレッシブファインズームを併用することで、2400ミリ相当という超望遠撮影までも可能となる。レンズの開放F値はF3.4-F6.5、手ブレ補正機能「マルチシーンIS」も搭載している。
画角の狭くなる超望遠撮影をサポートする機能として「フレーミングアシスト」を用意しており、鏡胴付け根に設けられている「探索」ボタンを押すと押している間はズーム倍率が低くなり、ズーム中に見失った被写体を再発見できる。また、「固定」ボタンを押すと光学式手ブレ補正を任意のタイミングで働かせることができるので、望遠時の手持ち撮影でもブレの発生を抑制できる。
撮像素子は1/2.3型 有効1210万画素裏面照射型CMOSセンサーで、画像処理エンジンには「DiGiC 5」を組み合わせており、フル画素での高速連写(約13枚/秒)や最高0.19秒の高速AFといった撮影機能を利用できる。高速処理可能なセンサーと「DiGiC」を組み合わせたノイズ低減/ダイナミックレンジ拡大システム「HS SYSTEM」も搭載している。
RAW形式での撮影も可能。液晶はバリアングルタイプでサイズは2.8型(約46.1万画素)、本体サイズは122.5(幅)×87.3(高さ)×105.5(奥行き)ミリ、約595グラム(バッテリー及びメモリーカード含む)。
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