第178回 夏の日差しと画角と水着の関係:今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)
長かった梅雨も明けて、暑い夏がやってきた。夏といえば海! ということで、恒例の“海で水着の彼女をきれいに撮る方法”をお届け。今年はグラビアっぽい雰囲気のある写真も撮ってみた。
グラビアっぽい写真はS字が基本
いつもこの連載では、遊びにいったついでに女子を撮ろう、てなテイストの、行楽的写真を目指していたのだけれども、今回はちょっと趣向を変え、基本を踏まえて雰囲気のある写真を撮ってみようかと思った次第。
例えば、レジャーシートの上に座ってもらって正面から撮るだけでも、海を背景にして逆光でちょっと物憂げな瞬間を撮るのと、半順光でお茶目な瞬間を撮るのでは、もう同じ人を撮ってもまったく違う写真になるわけで、これが写真の面白いところ。ちなみにどちらも同じカメラ同じレンズ同じ絞り値でありますよ。
だから人を撮るのは面白い。
慣れないうちは、身体がリラックスできるポジションを撮ってもらうのがいい。簡単にいえば、立ってるより座ってる方がいいし、座ってるより寝ころんだ方がいい。
でも上を向くとまぶしいので、晴れた日はビーチパラソルでもないときつい。そこでうつぶせになってもらった。腰がくびれてスタイルもよりよく見える。
もちろん撮る方も同じポーズで這いつくばるべし。モニタがチルトするカメラなら、しゃがむだけで撮れるから楽なのだけど、這いつくばって目線を合わせるのもまたよし。
で、身体を横に向けて肘で上半身を支えてもらうだけでグラビア風に。
今回モデルをしてもらった小林真琴さんはグラビア撮影の経験もあるということで、グラビアっぽいポーズもしてもらった。
グラビアポーズの基本は「S字」だそうです。腰の角度やひねりでS字を作るのですな。ポーズをつけたいときの参考に。身体をひねるってのはポイント高し。斜め後ろからこっちを向いてもらえば比較的簡単に。
さて、さらにちょっと場所を変えて岩場へ。海といえば、砂浜と岩場。岩場が近くにあったら足を伸ばすべし。砂浜と違ってワイルド感が出るのだ。そこで岩に座ってもらって2枚。
岩場だとちょっと視線をはずして物憂げな方が雰囲気が出る。なんか昭和っぽい感じですが。
岩場がぐっと迫る感じに撮りたいと思ったら望遠で。遠くの岩がぐっと入るように狙ってみた。
逆にちょっと離れて岩をメインにしてみた。岩の斜めの線を強調しつつ、左上にウミネコ、右に水着の美女という感じで。
水着となると振り向きポーズを撮りたくなるかもしれない。そのときのポイントは、猫背にならないこと。背筋を伸ばしてもらうのが大事です。
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