世界初、コンパクトに4/3型センサーを搭載した「DMC-LX100」、11月13日発売
パナソニックが、ミラーレス一眼カメラなどに用いられる4/3型の大きなセンサーを搭載したコンパクトデジカメ「DMC-LX100」を、11月13日に発売する。
パナソニックが10月1日、4/3型のイメージセンサーを世界で初めて搭載したプレミアムコンパクトデジタルカメラ「DMC-LX100」を発表した。11月13日に発売する。価格はオープンプライスだが、実売予想価格は10万3000円前後(税別)になる見込み。ボディカラーはブラックとシルバーの2色を用意する。
特筆すべきは、昨今プレミアムコンデジで流行の1型センサーよりもさらにサイズが大きく、レンズ交換式のミラーレス一眼カメラに採用されているものと同等のセンサーを搭載する点。マイクロフォーサーズ対応のカメラと変わらない画質や背景のボケが得られる。レンズのイメージサークルより大きいセンサーを採用するため、16:9、3:2、4:3のどの横縦比でも同じ画角で撮影できるのも特徴の1つ。縦横比1:1のスクエアフォーマットでも撮影できる「マルチアスペクト」に対応する。ISO感度は100〜2万5600が利用可能だ。
レンズの交換こそできないが、明るいLEICA DC VARIO-SUMMILUX 24-75mm/F1.7-2.8レンズを搭載しており、35ミリ換算で広角の24ミリから中望遠の75ミリまでをカバー。開放F値もワイド端でF1.7、テレ端でもF2.8と非常に明るく、9枚羽根の虹彩絞りで美しいボケも得られる。
ファインダーは約276万ピクセルの高精細な電子ビューファインダー(EVF)を備える。絞りリングをレンズの鏡胴に用意したほか、シャッタースピードや露出補正もダイヤルで操作できるのも特徴だ。コントロールリングも搭載しており、マニュアルフォーカス時にはフォーカスリングとして使える。
パナソニックのデジタルカメラではおなじみの「4K PHOTO」もサポートしており、4K動画の撮影と、その動画から約800万画素相当の写真が切り出せる。4Kフォトモードは機能を強化しており、動画記録中にシャッターボタンを押せばその場所にマーカーをセットでき、再生時に切り出したい場所をすぐに探せる。切り出した写真にはExif情報が記録される。
もちろんスマートフォンと簡単に連携できるWi-Fi機能とNFCもサポート。インターバル撮影やコマ撮りアニメと行った特殊な撮影や、秒間11コマの連写機能、カメラ内RAW現像機能など、多彩な機能をコンパクトなボディに詰め込んでいる。
外形寸法は幅114.8×高さ66.2×奥行き55.0ミリ、重さはバッテリー、メモリーカードを含めて約393グラム。
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