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後からピント位置が変えられるカメラ「LYTRO ILLUM」12月12日発売
米Lytroが開発し、日本では加賀ハイテックが扱うLight Field技術を採用したカメラ「LYTRO ILLUM」の国内発売日が12月12日に決まった。11月28日から先行予約を受け付ける。
加賀ハイテックが11月28日、Light Field技術を採用し、写真を撮った後でピント位置や被写界深度が変えられるカメラ「LYTRO ILLUM」を12月12日に発売すると発表した。11月28日からLytroのWebサイト内にあるショッピングページとLYTRO ILLUM取扱店で先行予約を受け付ける。価格は19万8000円(税別)
LYTRO ILLUMは、レンズに入った光の強さだけでなく方向を記録する機能を持ったユニークなカメラ。これにより、写真を撮影した後で任意の距離にピント合わせ(リフォーカス)ができるほか、被写界深度を変えたりもできる。撮った写真はカメラ内もしくはPC用の専用ソフトを使って静止画や3D画像などに変換できる。
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