超広角ズーム「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)」、タムロンから
フルサイズセンサー搭載カメラに対応した、F2.8の大口径超広角ズームレンズがタムロンから登場する。
タムロンが12月18日、35ミリフルサイズセンサーを搭載したカメラ向けの大口径超広角ズームレンズ「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)」を発表した。12月25日に販売を開始する。希望小売価格は14万円(税別)。マウントはニコン用、キヤノン用、ソニー用を用意する。
SP 15-30mm F/2.8 Di VC USDは、XGM(eXpanded Glass Molded Aspherical/大口径ガラスモールド両面非球面)レンズを採用したほか、複数枚の非球面レンズや LD(異常低分散)レンズを配して画像周辺まで高い解像性能を実現した超広角ズームレンズ。レンズ構成は13群18枚。ニコンマウントモデルとキヤノンマウントモデルは手ブレ補正機構も搭載しており、暗いシーンなどでシャッタースピードを落とさざるを得ないときにも手ブレを防げる。
反射防止コーティングBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)や屈折率の低いナノ構造膜を利用したeBANDコーティングにより、ゴーストやフレアーも抑えている。水や油に強い、写真レンズ向けに最適化した防汚コートも備えた。フォーカシングは超音波モーターで行う仕様。フルタイムマニュアル対応なので、AF後にフォーカスリングを回してピントを微調整できる。9枚羽根の円形絞りは開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保てるという。
最大径は98.4ミリ、長さはに混用が142.5ミリ、キヤノン用が145ミリ。重さは1100グラム。
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