カシオの行楽コンデジ「EX-ZR1600」は、自撮りから風景まで、楽しさを簡単にシェアできる:新世代カメラを楽しむ(2/3 ページ)
カシオ計算機が発売した、自撮りとスマホ連携に強いEXILIM EX-ZR1600は、行楽にぴったりの楽しいカメラ。女の子のかわいい表情を撮るなら、積極的に自撮りしてもらうのがいいのかも。
ハンズフリー自撮りは、自撮り棒を使うときも役立つ。
自撮り棒や三脚を使うときは、シャッターに手が届かないので、スマホを使ってWi-Fiでリモート撮影、となるのが普通で、ZR1600もそれは可能なのだが、慣れてないとちょっとめんどくさい。Wi-Fi接続の間にテンションが下がっては意味ないし。
ZR1600ならモーションシャッターを起動してから自撮り棒を伸ばし、手を振ってモーションシャッターを作動させればいいのでテンションが高いまま撮れるのだ。
カメラと離れすぎると誤動作したりモーションを検知してくれなかったりするけれども、まあ多少は気にしない。
ZR1600はのプレミアムオートモードは逆光だと判断するとフラッシュが自動発光する。「光っちゃった」といわれたので発光禁止でも撮り直してみたけど、あとで見返すと、フラッシュの光量調節もちゃんと働いてて、そう不自然じゃない。肌が妙に滑らかなのはフラッシュのせいというより美肌処理との相乗効果なので、その辺はもうお好みで選んでもらうといい。
これはこれで清く正しい路線だと思う。ハイエンド機や一眼レフでは気になる人も多いかもしれないが、行楽コンデジはこれでいいのだ。
アートショットも気に入ったようです
お昼はしらすが食べたいというので小町通りに戻って魚料理屋に。料理が来たら、もちろん自分と一緒に撮る。
フラッシュは自動発光したが、よく見るとスローシンクロ。だから暗めの室内でもあまり不自然じゃない。ブレやすいけど、雰囲気はこっちの方が出てる。
こんな調子でたくさん撮ってくれたのであとで選ぶのが大変だったのだが、個人的に一番面白かったのがこちら。
縦位置で自撮りをしてる様子を横から撮ってるのがばれて、その姿をカーブミラー越しに撮られてたのだ。ミラーを狙ってこっそり撮ってたつもりの2人が実は撮られてたの図。
低い位置の被写体はモニターを開いて親指シャッターができるのも便利。
ひととおり撮ってもらったカットをMacに吸い上げてチェックしながらこの原稿を書いてるわけだが、アートショットでデジタルフィルターをかけて撮ったカットがけっこうまじってたのでそれもいっちゃおう。
彼女らにウケてたのが「宙玉(そらたま)」モード。写真家の上原ゼンジ氏が考案した、レンズの中央に透明の球を仕込んだ「宙玉」レンズをデジタルでシミュレートする機能だ。
さらにあれこれ面白いエフェクトを探しながら撮っていたようで、トイカメラ風でのカットもまじってた。
ソフトフォーカスも気に入ってた模様。
源氏山公園では、木の上でリスを発見し、すかさず望遠で狙う。ZR1600は光学18倍ズームを搭載していて、望遠端は450ミリ相当にもなるので、かなり寄れる。たぶんソフトフォーカスモードにしたままリスを見つけてそのまま撮ったんだろうと思う。ソフトフォーカスになったリスのしっぽがいい。
そして化粧坂(けわいざか)を前に自撮り。
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