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こだわる人も納得の、一歩上のエントリー機――キヤノン「EOS 8000D」:EOS Kiss X8iと何が違う?(2/2 ページ)
キヤノン「EOS 8000D」は、ワンランク上を目指したエントリー向けの一眼レフだ。ファミリーユースがメインの「EOS Kiss X8i」とは何が違うのか。その機能と操作性を比較してみよう。
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EOS Kiss X8iと同じセンサーとエンジンを搭載
以上をまとめると、EOS Kiss X8iになく、EOS 8000Dにある主なポイントは、天面の表示パネルと背面のサブ電子ダイヤル、モードダイヤルのロック機構、ディスプレイオフセンサー、電子水準器、ライブビュー時のサーボ連写、動画デジタルズーム、HDR動画などである。
あまり大きな違いがあるとはいえないが、ユーザーにとって製品の選択肢が増えるのは悪いことではない。自分の撮影用途に照らし合わせ、これらの機能が必要かどうかを判断するといいだろう。個人的には、サブ電子ダイヤルはぜひ欲しいが、約1万円の価格差を考えると悩ましいところだ。
EOS 8000Dは、カメラとしての基本部分はEOS Kiss X8iと大差ないが、いくつかの機能を追加してネーミングを変えたモデル、ということになる。センサーとエンジンは同じであり、画質に差は見られない。もしかしたら、製品名の違いこそが最も大きな差別化なのかもしれない。気軽に扱えるエントリー向け一眼レフを求める人の中でも、数字の製品名を好む人や、サブ電子ダイヤルにこだわる人には特にお勧めだ。
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