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“瞬間”が容易に切り取れる4Kフォトの魅力――パナソニック「LUMIX DMC-G7」(1/2 ページ)

マイクロフォーサーズの新作パナソニック「LUMIX DMC-G7」を使ってみた。4K動画から静止画を切り出す「4Kフォト」機能や、なめらかに作動する空間認識AFを備えた高機能なミラーレスカメラだ。

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LUMIX DMC-G7
LUMIX DMC-G7

いっそう便利になった4Kフォトモード

 パナソニックのミラーレスカメラ「LUMIX G」シリーズの最新作として「LUMIX DMC-G7」が登場した。2013年に発売された「LUMIX DMC-G6」の後継機にあたり、ボディデザインを一新したほか、機能や操作性のブラッシュアップを図っている。

 まず注目したいのは、4K動画撮影に対応したこと。LUMIXでは、これまでにミラーレスのフラッグシップ機「DMC-GH4」や、レンズ一体型のハイエンド機「DMC-FZ1000」「DMC-LX100」などが4K動画機能を備えていたが、いよいよ同社ミラーレスのスタンダードモデル「G」シリーズでも4K動画撮影が可能になった。

 4Kテレビでの鑑賞に適した高精細な動画が撮れるほか、動画の1コマを静止画としてカメラ内でキャプチャし、「4Kフォト」として楽しめる。4Kフォトの操作は、新たに3モードが用意された。シャッターボタンを押している間だけ連写を行う通常の「4K連写」と、シャッターボタンを押すと連写が始まり、もう一度押すと終了する「4K連写(S/S)」、シャッターボタンを押した瞬間の前後約1秒間を連写する「4Kプリ連写」だ。

LUMIX DMC-G7
4Kフォトの設定画面。被写体の動きや撮影スタイルに応じて3つのモードが選択可能になった
LUMIX DMC-G7
4K動画の仕様は、フレームサイズ3840×2160ピクセルで、フレームレートは30pまたは24pに対応。ファイル形式はMP4。4K連写での連続記録時間は最大29分59秒となる

 4Kフォトモードで静止画で記録する際は、撮影メニューから「4Kフォト」を選んだうえで、ボディ左肩のドライブモードダイヤルを「4K連写」の位置にセットする。そして、シャッターボタンを押して動画を撮影。撮影後に再生画面を見ながら好きなコマを選択し、背面のSETボタンを押して静止画として保存する、という流れになる。動画を再生する際、コマ送りの操作がいっそうスムーズになった点もありがたい。

 下の作例は、4K連写モードで撮影した4K動画と、そこから切り出した静止画だ。約829万画素の静止画を30コマ/秒で高速連写していることに相当し、動きの速い被写体も自由なタイミングで捉えることが可能だ。

4K動画 再生時間:1秒
LUMIC DMC-G7LUMIC DMC-G7
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LUMIC DMC-G7LUMIC DMC-G7 F5.6 1/500秒 ISO500 WBオート レンズ:LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm
4K動画 再生時間:6秒
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LUMIC DMC-G7LUMIC DMC-G7
LUMIC DMC-G7LUMIC DMC-G7
LUMIC DMC-G7LUMIC DMC-G7 F5 1/1000秒 ISO200 WBオート レンズ:LUMIX G VARIO 12-32mm
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