富士フイルムが「XF35mmF2 R WR」と1.4倍テレコンバーターを発売
富士フイルムが、レンズロードマップで発表していた「XF35mmF2 R WR」と「テレコンバーター XF1.4X TC WR」を発表。11月19日に発売する。
富士フイルムが10月21日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X」シリーズの交換レンズラインアップに、35ミリ判換算で53ミリの焦点距離を持つ「XF35mmF2 R WR」を追加すると発表した。また望遠レンズの焦点距離を約1.4倍に拡大する「テレコンバーター XF1.4X TC WR」も発表。どちらも11月19日に発売する。価格はオープンプライス。実売予想価格はXF35mmF2 R WRが4万5000円前後、XF1.4X TC WRが5万5000円前後(いずれも税別)。
XF35mmF2 R WRは、開放F値2.0の小型軽量なレンズで、すでに販売されている「XF35mmF1.4 R」と比べて開放F値は暗いものの、一回り小さく、フジノンレンズの単焦点レンズならではのシャープな解像感は継承している。レンズ構成は6群9枚で、絞り羽根は9枚。最短撮影距離は35センチ、最大撮影倍率は0.135倍。最大径は約60ミリ、長さは約45.9ミリで、重さは170グラム。フィルターサイズは43ミリ。
なおXF35mmF2 R WRを使用するには、カメラ本体のファームウェアアップデートが必要だ。対応する新ファームウェアは10月29日に公開する。
テレコンバーター XF1.4X TC WRは、防じん・防滴、マイナス10度までの耐低温構造を採用した1.4倍テレコンバージョンレンズ。望遠ズームレンズ「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」と組み合わせると、焦点距離が70〜196ミリ(35ミリ判換算107〜299ミリ相当)、F4相当になる。レンズ構成は3群7枚、AF速度はテレコンバーターを使用していないときと同等だという。最大径は約58ミリ、長さは約15ミリ(突起含まず)、重さは130グラム。
テレコンバーターの活用にはカメラ本体および「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」のファームウエアのアップデートが必須。ファームウエアは、10月29日に公開予定だ。
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