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1型ハイエンド機がここまでコンパクトになった――キヤノン「PowerShot G9 X」(2/2 ページ)

横幅が10センチを切る超コンパクトなボディが魅力の「PowerShot G9 X」。ポケッタブルなハイエンド機として人気があったPowerShot Sシリーズの真の後継機といえそうだ。

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PowerShot G9 Xで撮影した作例

PowerShot G9 X
広角端。オート(F5、1/1250秒)、ISO125、焦点距離:28mm相当
PowerShot G9 X
望遠端。オート(F6.3、1/1250秒)、ISO125、焦点距離:84mm相当

 広角端と望遠端。さすがにもうちょっと広角が欲しいかなという気はするが、無理にズーム倍率を上げなかったせいか小さい割に写りはしっかりしている。

PowerShot G9 X
オート(F4、1/1250秒)、ISO125、焦点距離:28mm相当

 上れるように作ったはずなのに上れなくなってる塚と高層マンション。青空がくっきり。周辺部の画質低下は見てとれるが、きりっとしたいい写り。

PowerShot G9 X
オート(F5、1/1250秒)、ISO200、焦点距離:28mm相当

 高層マンションを背景に順光で。ISO感度が少し上がっているのは恐らく、ハイライト補正が自動的にかかったからだ。

PowerShot G9 X
絞り優先オート/顔検出フォーカス(F2、1/320秒)、ISO125、焦点距離:28mm相当
PowerShot G9 X
絞り優先オート/一点AF(F2、1/800秒)、ISO125、焦点距離:28mm相当

 同じ位置で顔検出フォーカスのオン/オフ。絞り優先AEでも顔検出を使うと自動的に顔に露出が合うよう調整される。

PowerShot G9 X
オート(F4.9、1/320秒)、ISO200、焦点距離:84mm相当

 縦位置でポートレートを。ハイコントラストな構図だけどうまく顔を検出してバランスのいい絵を作ってくれた。

PowerShot G9 X
クリエイティブショットのパターン選択画面
PowerShot G9 X
クリエイティブショットでモノクローム調のパターンを選択

 クリエイティブショットはいくつかパターンを選べる。ここはモノクロームが似合いそうだったので、そのセッティングで。1枚だけ気に入ったものをピックアップしてみた。

PowerShot G9 X
シャッタースピード優先オート(F4.9、1/1000秒)、ISO400、焦点距離:84mm相当

 連写速度は秒約6コマとなかなか速い。

PowerShot G9 X
オート(F3.5、1/50秒)、ISO640、焦点距離:43mm相当

 ラーメンを。タッチAFでフォーカスをチャーシューに合わせて撮影。ホワイトバランスも問題なし。

PowerShot G9 X
オート(F4、1/800秒)、ISO250、焦点距離:28mm相当

 ギリギリまで近づいてマクロ撮影。自動的にハイライト補正が働いて陽光での透け具合がほどよい感じに。

PowerShot G9 X
オート(F4、1/80秒)、ISO200、焦点距離:49mm相当、クリエイティブショット

 廃墟っぽい扉を見つけ、これはクリエイティブショットに任せたら面白いものが撮れるに違いないと踏んだら、期待通りいい感じのエフェクトをかけてくれた。

PowerShot G9 X
絞り優先オート(F5.6、1/200秒)、ISO800、焦点距離:84mm相当

 ちょこんと座る猫を望遠端で。

PowerShot G9 X
オート(F2、1/30秒)、ISO1000、焦点距離:28mm相当

 古い和館の茶室で、鉄の茶釜。暗いのでISO1000まで上がったが、いい感じの古い鉄の雰囲気が出てる。

PowerShot G9 X
オート(F2、1/20秒)、ISO800、焦点距離:28mm相当

 夜、お店の外に並べられた空き瓶を狙ってみた。さすが、1型センサーは夜でも十分使える。

PowerShot G9 X
ISO400
PowerShot G9 X
ISO800
PowerShot G9 X
ISO1600
PowerShot G9 X
ISO3200
PowerShot G9 X
ISO6400
PowerShot G9 X
ISO12800

 ISO400からISO12800まで高感度域で撮り比べてみた。少しずつ画質は劣化していき、ISO3200からはディテールが落ちていくが、どこかの感度から極端に悪くなるというわけではなく、徐々にノイジーになっていく点が素晴らしい。

(モデル:沖本光希 オスカープロモーション)

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