ニコンが11月18日、次世代のプロフェッショナルフォトグラファー向けデジタル一眼レフカメラ「D5」の開発を進めていることを明らかにした。なお、発売時期、価格などは未定。
現行のプロ向け最上位モデル「D4S」は、2014年1月に発表され、3月に発売された。2012年3月に発売された「D4」をベースにAF性能や画質を向上させたモデルで、ニコンFXフォーマット(36.0×23.9ミリ)の有効1623万画素CMOSセンサーと、画像処理エンジン「EXPEED 4」を搭載するのが特徴だ。51点AFや、11コマ/秒の連写速度、ISO100〜25600相当までをカバーする常用ISO感度、60fpsのフルHD動画撮影など、当時としては先進のスペックを誇っていたが、「D810」などが有効3635万画素という解像度の高いセンサーを搭載したことで、フラッグシップモデルながら一部のスペックはやや見劣りするものになっていた。
なお、新モデルのD5Sがどういったスペックをまとうのかはまだ明らかになっていない。
D5に合わせて、撮影した画像の転送などが可能なワイヤレストランスミッター「WT-6」や、ニコンスピードライトの最上位モデル「SB-5000」も開発中だという。
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