光学10倍ズームと1型センサー搭載のプレミアムコンパクト「LUMIX DMC-TX1」
1型センサーに光学10倍ズームレンズを組み合わせたプレミアムコンデジ「LUMIX DMC-TX1」が発表された。コンパクトなボディで高画質が楽しめる。
パナソニックが1月19日、コンパクトなボディに1型センサーと光学10倍ズームレンズを搭載したプレミアムコンパクトデジカメ「LUMIX DMC-TX1」を発表した。米国で開催されたCES 2016で「DMC-TZ100」という型番で出展していたカメラで、国内でも正式発表となった。3月10日に発売予定。価格はオープンプライスで、実売予想価格は8万8000円前後(税別)。
LUMIX DMC-TX1は、有効約2010万画素の高感度MOSセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。昨今のプレミアムモデルで採用が多い1.0型の大きなセンサーを採用するのが特徴だ。レンズは35mm判換算で25mmから250mmまでをカバーする光学10倍ズームで、広角から望遠まで、幅広いシーンの撮影に対応する。F値は2.8〜5.9と、望遠端では若干暗いが、コンパクトなボディは気軽に持ち歩きやすい。5軸ハイブリッド手ブレ補正により、暗いシーンなどでもブレのない写真が撮れる。RAWでの撮影も可能だ。レンズの付け根にはコントロールリングも備え、高い操作性を実現した。
パナソニックのデジカメらしく4K フォトや4K動画の撮影機能が豊富に用意されている。動きの速い被写体を捉えやすい「4K連写」や、シャッターを押してからもう一度シャッターを押すまで4K動画で撮り続け、ベストなシーンを選べる「4K連写(S/S)」、シャッターチャンスの瞬間に合わせて写真が切り出せる「4Kプリ連写」の3つのモードを搭載するほか、4K30p、AVCHD 60pの動画も撮影可能だ。
最近のLUMIXシリーズに追加機能として用意された新機能「フォーカスセレクト」があらかじめ搭載されているのもポイント。4Kフォト機能を利用して、好きなフォーカスポイントの写真が後から選べるので、狙った場所と違う場所にピントが合ってしまっていた、といったミスを減らせる。また、4Kフォトで連写した複数の写真を、比較明合成することで、長時間露光で撮影したような写真を簡単に作れる「選択合成」や「範囲合成」といった機能も用意した。
液晶モニターは3.0型で、解像度は約104万ピクセル。タッチパネルになっており、フォーカスや4Kフォトの写真選びなどに便利に使える。約0.2型で、約117万ドット相当のEVF(電子ビューファインダー)も備えた。
外形寸法は約110.5(幅)×64.5(高さ)×44.3(奥行き)mm、重量は約310g。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードが利用可能だ。CIPA規格による撮影可能枚数は約300枚。USB充電に対応する。ボディカラーはブラック。
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