キヤノンは1月13日、直感的に操作できるタッチパネルモニター搭載のデジタルビデオカメラ“iVIS”「HF M31」など3機種を発表した。同社製ビデオカメラでタッチパネルを搭載したのは今回が初めて。2月中旬から順次発売する予定で、価格はすべてオープンプライス。
HF M31は、約389万画素の「キヤノン フルHD CMOS」や光学15倍ズームの「キヤノン HDビデオレンズ」を搭載するなど、従来機「iVIS HF21」の基本性能を継承しつつ、手ブレ補正機能などを進化させた。
タッチパネルでは、タッチした被写体に素早くピントを合わせる「タッチフォーカス」、動いている被写体に触れるだけでピントや露出を合わせ続ける「タッチ追尾」、メインに撮影したい人物を選択できる「顔セレクト」などの操作が可能。メニュー画面ではスクロールやズーム操作も行える。
光学式手ブレ補正機能も進化。とくに小さな揺れでもブレになりやすい望遠側の手ブレ抑制に効果が高いという「パワードIS」を新たに搭載した。このほか、31通りの撮影シーンをビデオカメラが自動判別して画像処理を最適化する「こだわりオート」なども備えている。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | HF M31 | HF S21 | HF R10 |
---|---|---|---|
撮像素子(総画素数) | 1/4型CMOSセンサー(約389万画素) | 1/2.6型CMOSセンサー(約859万画素) | 1/5.5型CMOSセンサー(約239万画素) |
光学ズーム | 15倍 | 10倍 | 20倍 |
焦点距離(35mm換算) | 約39.5〜592.5mm | 約43.5〜435mm | 約40〜800mm、ダイナミックモードオン時:約49〜980mm |
液晶モニター | タッチパネル式2.7型ワイド | タッチパネル式3.5型ワイド | 2.7型ワイド |
内蔵メモリ | 32Gバイト | 64Gバイト | 8Gバイト |
SD/SDHCカードスロット | ○ | ||
外形寸法 | 約68(幅)×60(高さ)×123(奥行き)ミリ | 約75(幅)×74(高さ)×148(奥行き)ミリ | 約60(幅)×64(高さ)×124(奥行き)ミリ |
重量(バッテリー、メモリーカード、グリップベルト込み) | 約380グラム | 約520グラム | 約325グラム |
実売想定価格 | 10万円前後 | 14万円前後 | 7万円前後 |
発売日 | 2月中旬 | 3月中旬 | 2月中旬 |
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