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水中でも高画質、スリムなサイバーショット「T」にタフな「DSC-TX5」世界最小&最薄

» 2010年02月18日 14時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは2月18日、“サイバーショット”の新製品「DSC-TX5」を3月5日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。

 裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載し、レンズバリアを引き下げることで撮影開始できるスリムモデル。デザインとしては既存の「サイバーショット T」シリーズをほぼそのまま踏襲するが、「防水」「防じん」「耐衝撃」「耐低温」のタフネス性能を兼ね備えた。

photo 「DSC-TX5」

 防水については水深3メートルで60分の撮影が可能で(JIS/IEC保護等級8(IPX8)相当)で、防じんはJIS/IEC保護等級5(IPX5)相当。耐衝撃については1.5メートルからの落下に耐える(MIL Standard 810F Method 516.5 Selecting Procedure IV)能力を持ち、マイナス10度での利用が可能な耐低温性能も備える。

 高いタフネス性能を備えながら、サイズは94(幅)×56.9(高さ)×17.7(奥行き)ミリ「Tシリーズ」としてのスリムさは保たれている。このサイズは、光学式手ブレ補正機能を備えた防水デジカメとしては「世界最小最薄」(同社)となっている。

photophotophoto DSC-TX5(シルバー)

 背面液晶は3型(23万画素)の“クリアフォト液晶プラス”のタッチパネル液晶で、先だって発表された「DSC-TX7」(レビュー)と同じく全面的にタッチパネルを生かしたユーザーインタフェースが採用されている。なお、液晶表面には撥水性を高めるためのフッ素コート反射防止コートが施されている。

photophoto 背面のタッチパネル液晶は水中でも操作できる

 撮像素子は裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”(有効1020万画素)で、レンズには光学式手ブレ補正付きの35ミリ換算25〜100ミリの光学4倍“カールツァイス”レンズを組み合わせる。

 DSC-TX7と同じく、Exmor Rの高速読み出しを生かしたパノラマ撮影機能「スイングパノラマ」や露出の異なる2枚の写真を連写して合成することで白トビ/黒ツブレを抑える「逆光補正HDR」も搭載する。ハイビジョン撮影も可能だが、MP4での720pまで(1280×1080ピクセル)までとなっており、AVCHD形式およびフルHDでの記録には対応していない。

photophoto
photophoto 上段左からレッド、ブラック、グリーン、ピンク。グリーンはハッキリした色調ではなく、金属の光沢をいかしたさりげない色調になっている

 カラーはレッド、ブラック、グリーン、ピンク、シルバー、ブラックの5色。記録メディアとしてメモリースティックとSDメモリーカード(SDHC対応)が利用できる。オプションとして、メッシュ構造で丸洗い可能なソフトケース「LCS-THQ」、フロートストラップ「STP-FSA」、40メートルまでの潜水を可能とする防水ハウジングケース「MPK-THJ」なども用意される。

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