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センサー内センサーで超高速AF実現の15倍ズーム機「FinePix F300EXR」

» 2010年07月21日 15時58分 公開
[ITmedia]
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 富士フイルムは7月21日、撮像素子内にオートフォーカス用センサーを組み込むことで超高速なAFを可能としたコンパクトデジタルカメラ「FinePix F300EXR」を9月上旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万5000円前後。

 撮像素子は1/2型 有効1200万画素の「スーパーCCDハニカムEXR」だが、位相差検出を行うセンサーをCCDの画素内に組み込むことで、最速約0.16秒という高速なオートフォーカス動作を実現したモデル。AFについてはコンパクトデジカメで一般的な、撮像素子を利用したコントラストAFも利用でき、主に明るいシーンでは位相差AF、暗いシーンではコントラストAFとカメラが自動的に切り替える(→富士フイルム、「位相差画素」など新FinePixのキー技術を説明)

photophoto 「FinePix F300EXR」

 レンズは35ミリ換算24〜360ミリの光学15倍ズームレンズで、2つのレンズ群を鏡胴内でスライドさせる機構を採用することで、光学15倍ズームモデルとしては最薄部22.9ミリという「クラス世界最薄」(同社)のスリムボディを実現してる。ブレ補正機構も新しくなり、小刻みな手ブレから大きなゆっくりとした手ブレまで効果的に補正する。ブレ補正は動画撮影時にも有効だ。動画は最大1280×720ピクセルのハイビジョン撮影が可能となっている(動画コーデックはMotionJPEG、ファイル形式は.AVI)。

photophoto

 FinePix Z700EXRに搭載されたペット検出機能「ペットシャッター」も強化された。事前に犬または猫を指定しておけば、カメラが自動的に犬/猫の顔を検出してピントを合わせてシャッターを切る。最大10匹までも検出する。また、カメラを振るだけでパノラマ撮影が行えるパノラマ撮影機能は360度の範囲を撮影できる。

 ミニ写真集「フォトブック」を容易に作成できる機能も搭載する。事前に本体で写真を選択しておくと「アルバム」が作成でき、そのアルバムができた状態のメモリーカードを店頭へ持ち込めば簡単にフォトブックを印刷できる。そのほか「PROVIA」「ASTIA」「B&W」「セピア」の各フィルムシミュレーションモードも備えた。

 背面液晶は3型(46万画素)で本体サイズは103.5(幅)×59.2(高さ)×32.6(奥行き)ミリ、約215グラム(メモリーカード、バッテリー含む)。記録メディアにはSD/SDHCメモリーカードを使用する。

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