「Instaplus」は名前からも想像できるよう、「Instagram」(レビュー)と組み合わて利用できるiOSのアプリ。Instagramを愛用する作者がInstagramに搭載されているフィルタに満足できず、自らが納得できるような、そして写真を楽しんでいるあらゆる層の人に使ってもらえるようなアプリを目指して開発をしたそうだ。有料アプリで価格は230円。iOS用カメラアプリとしては平均的な価格だ。まずはそのインタフェースを見てみよう(編注:App Storeの価格改訂により、7月14日現在では170円で販売されています。2011年7月14日追記)。
InstaplusはInstagramと似たようなインタフェースを持っているが、注目したいのはズーム機能。画面左側にあるスライダーを上に動かす事で、iPhone4の場合、光学3倍相当までのデータを引き延ばすことなくズームするほか、6倍までのデジタルズームが利用できる。その際、35ミリ換算された焦点距離が画面上部に表示される。中央の赤いシャッターボタンを押すと写真が撮影され、フィルタを適用するための処理が行われる(初出時、光学3倍と記載しましたが、表現を改めさせて頂きました)。
処理が完了するとまず、フィルタの適用画面に遷移する。ここで用意されている17種類のフィルタを用いて、撮った写真を好みのテイストに仕上げていくのだ。もちろんフィルタを適用しないという選択もあるが、個性的なフィルタからお気に入りを見つけるのもいいだろう。Normalを含め、すべてのフィルタで「タップして画像を調整」の部分をタップすることで、「明るさ」「コントラスト」「色の濃さ」を調整できる。
それでは、用意されているフィルタを見ていこう
Instagramと似たフィルタがいくつかあるが、Instaplusの場合はフィルタ効果に微調整が可能なため、Instagramでありがちだった効果が強すぎたりする際、自分で調整して落としどころを探せるというのが利点だ。
フィルタを適用したら次はフレームを選ぶ。Instagramでは「この効果にこのフレームが使えたら」と思うことが多かったため、分けて選べるようになっているのは便利だ。
フレームはまず、使用したフィルタに適したものがデフォルトで選ばれるようになっている。例えばVelvicを使用した場合は、まさにVelviaのフィルムからサンプリングされたフレーム「RVP100」がまず適用される。そのまま適用してもいいし、任意のフレームを選択して楽しむこともできる。
フィルタ「EPR」選択時にデフォルト適用されるフレームはハッセルブラッドで撮影されたEPRのポジからサンプリングされており、フレーム名は撮影されたカメラである「503CW」となっている。そのほかにも、フレームは手焼き風など合計23種類から選ぶことができる。すべてを紹介することはスペースの都合上難しいので、オススメしたいフレームをいくつか紹介しよう。
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