ともあれ、炎天下の海はまぶしい。実のところ、逆光にしてもまぶしい。海も浜もすべてが強い日差しを反射するので、超まぶしいのだ。まぶしいと目をぱっちり開けるのも辛い。これ、撮られる方の話ね。
まぶしくない方が自然な表情をしてくれる。当たり前である。
そんなときはビーチパラソルの出番。座ってるとこをちょっと上から撮ろうと思うと、撮られる方は空を見るわけで、まぶしくてしょうがないのだが、ビーチパラソルの中ならOK。それに直射日光を遮る分、光の当たり方もやわらかくなって平和。
もちろんプラスの補正をかけて。後ろは炎天下の海だから。そうしないと暗く写ってしまう。
ではここでフラッシュを使ってみよう。そうすると全体に光が当たってきれいで明るい感じになる。
背景と明るさの差が大きいときはフラッシュがあるといいのだ。
強い夏の日差しの下で気になるのは、顔に出る陰影。この陰影を和らげ、さらに光の当たり方をコントロールするために、ちゃんと撮るときは「レフ板」なる「光を反射させる」ものを使う。
しかし、これがまた結構でかくて目立つし、レフ板をうまく支えてくれる人が必要になり、なおかつ風が強いと大変なことになるわけで、撮影だけが目的でいくのならいいけど、普通は持ち歩かないわな。
そんなときにも外付けストロボが便利。内蔵だと光が弱くて外光の強さに負けちゃうから。できれば高速シャッタースピードでもシンクロできる製品(ボディとメーカーをそろえた方がいいかも)がいい。
ちなみに、昼間のストロボを使った撮影を日中シンクロ、さらに高速シャッタースピードでのシンクロをハイスピードシンクロという。カメラとストロボの組み合わせによっては高速シャッター時にタイミングを合わせられないことがあるのでその辺は調べておく必要がある。
背景はトバしたくないけど逆光っぽい暗さは避けたいってときも使える。
実は前ページの最後の写真もフラッシュ光らせてる。顔が下を向くとまぶしくはないけど影になるから、ちょっと補助光をあててやるといいのだ。これもそう。
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