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ハイクラスコンデジ総チェック(3)――食事に夜景、身近な被写体を撮り比べる(1/2 ページ)

» 2012年03月28日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 いわゆる「ハイクラスコンパクトデジカメ」を集めてみようというこの企画、第3弾は前回に引き続きシチュエーションを想定しての撮り比べだ。今回はよりスナップっぽい、木々の花や食事、夜景といった身近な被写体で撮り比べをしてみた。

・ハイクラスコンデジ総チェック(2)――――風景とポートレートで画質チェック

・ハイクラスコンデジ総チェック(1)――カメラ本来の性能で勝負するハイクラス製品をピックアップする

photo

できたての料理を撮る

 まずは室内でのマクロっぽいやつを。やや逆光で料理。湯気が出てるうちにと急いで撮ったので微妙に構図が統一しきれてないのは勘弁してほしい。トマトソースパスタの赤みが一番きれいに出ているのは、「OLYMPUS XZ-1」かな。

photo 「FUJIFILM X10」 F2.2 1/105秒 ISO400 +0.3
photo 「OLYMPUS XZ-1」 F2 1/50秒 ISO200

photo 「GR DIGITAL IV」 F1.9 1/30秒 ISO114
photo 「COOLPIX P310」 F3 1/30秒 ISO280

photo 「PowerShot S100」 F2.2 1/30秒 ISO250

 次は青空やほかの枝を背景に、白梅の枝を。GD DIGITAL IV以外は望遠端で撮影している。絞り開放にし忘れたのが申し訳ないのだが、だいたいのボケ味や露出のクセなんかは伝わるかと思う。

photo 「FUJIFILM X10」 F5 1/600秒 ISO100
photo 「OLYMPUS XZ-1」 F4.5 1/1000秒 ISO100

photo 「GR DIGITAL IV」 F1.9 1/2000秒 ISO80
photo 「COOLPIX P310」 F5.5 1/400秒 ISO100

photo 「PowerShot S100」 F5.9 1/320秒 ISO80

夜景をISO100とISO1600で撮り比べる

 次は夜景を。まずはISO100に固定してプログラムオートで。

photo 「FUJIFILM X10」
photo 「OLYMPUS XZ-1」

photo 「GR DIGITAL IV」
photo 「COOLPIX P310」

photo 「PowerShot S100」

 GR DIGITAL IVはなかなかピントが合わず、なんとか撮れたカットもちょっと甘くなってしまった。申し訳ない。中央の面白い形のビル(コクーンタワー)左に2つ星が見えているが、これは木星と金星。続いてISO1600、1/30秒 F2.8のマニュアル露出で同じ場所から。感度を上げたときの画質をチェックしてください。

photo 「FUJIFILM X10」
photo 「OLYMPUS XZ-1」

photo 「GR DIGITAL IV」
photo 「COOLPIX P310」

photo 「PowerShot S100」

 こちらは同条件で揃えたので比較しやすいと思う。等倍でビルのディテールを見比べると、やはりセンサーが大きなFUJIFILM X10が有利だ。逆に、センサーが小さなCOOLPIX P310と、約1年前のモデルであるOLYMPUS XZ-1はノイズが多かったりノイズリダクションが強すぎたりと少し劣る結果となった。

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