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キヤノン、天体撮影専用の「EOS 60Da」

» 2012年04月04日 12時22分 公開
[ITmedia]
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 キヤノンは4月3日、天体撮影専用のデジタル一眼レフカメラ「EOS 60Da」を4月中旬より販売する。受注販売となっており、価格はオープン。同社オンラインショップでの販売価格は15万4800円(ボディのみ)。

photophoto 「EOS 60Da」

 「EOS 60D」をベースに、ローパスフィルターの特性を変更(「Hα輝線」の透過率をベースモデル比3倍に)することで赤みの強い星雲を特殊なフィルターなしで撮影できるようにしたモデル。天体撮影専用の仕様となっているため、一般的な被写体を撮影した場合、赤みが強くなるなど適切なカラーバランスにならないことがあるとしている。

 ローパスフィルターの特性変更以外はベースモデルと仕様は同等で、撮像素子はAPS-Cサイズ(22.3×14.9ミリ)の有効1800画素CMOSセンサーを搭載、画像処理エンジンには「DIGIC 4」を組み合わせる。常用ISO感度は100〜6400で、感度拡張時はISO12800での撮影も行える。測光センサーにはEOS 7Dと同様の63分割測光センサーを搭載、AFは全点9点クロスのセンサーを搭載する。

 液晶モニターは左にヒンジの設けられた横開きのバリアングルタイプで、三脚設置時やバッテリーグリップ装着時にもアングルの自由度が損なわれることはない。サイズは3型ワイド/104万画素で、視野角は170度。反射防止コーティングも施されている。記録メディアはSDメモリーカード(SDHC/SDXC対応)。

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