夏ボーナス商戦期に入り、デジタルカメラは高級モデルが高い関心を集めている。カカクコムの発表した「価格.com トレンドサーチ」によると、デジタルカメラはコンパクトタイプよりデジタル一眼タイプへの関心が高く、その背景には高級モデルの登場があると分析している。
カカクコムのカメラ関連カテゴリの内、「デジタルカメラ」「デジタル一眼カメラ」のページビュー(PV)を比較すると、年頭より後者がアクセスを大幅に伸ばしており、2月以降には後者の方が常に高い値を記録している。その理由として、同社では今年2〜3月に相次いで各社より発表された高級機の存在を指摘している。
なかでもニコン「D800」とキヤノン「EOS 5D Mark III」については、前者が27万円前後、後者が30万円前後の価格から動いていないこともあわせて指摘しており、発表から数カ月が経過したいまでも高い関心が寄せられていることが分かる。また、この2モデル以外にも富士フイルム「FUJIFILM X-Pro1」やオリンパス「OLYMPUS OM-D E-M5」、ソニー「NEX-7」など10万円を超える高級機が人気を博しているという。
一方、コンパクトデジカメにとっては「厳しい状況」と分析するが、ソニー「DSC-RX100」など画質面に注力した高級モデルについては堅調な人気を誇るともしている。また、高級モデルではないがパナソニック「DMC-TZ30」やソニー「DSC-HX30V」などレンズ交換式やスマートフォンでは実現の難しい超高倍率ズームレンズ搭載機についても人気を博しているとしており、コンパクトデジカメについては「高級」「高機能」タイプが人気になるだろうとしている。
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