デジカメプラスにて、1週間に読まれた記事のアクセス数をランキングする週間トップ10。今回は2012年10月1日から7日までを集計しています。
今回のトップは9月末に販売開始されたばかりの「EOS M」ファーストインプレッション記事でした。記事中でも触れていますが短時間での使用となったため、細部まで追い込むことはできず、文字通りのファーストインプレッションとなってしまいましたが、多くの関心を集めたようです。
カメラマンによる製品レビューは後日掲載を予定しておりますので、ここではファーストインプレッションの続きを少々。既に店頭販売も行われているので手に取った方も多いと思われますが、このEOS M、EOSを名乗るものの所々にIXYやPowerShotの香りがします。設定メニュー画面や設定内容は確かにEOSなのですが、シャッターボタンわきの電子ダイヤルが無く、背面の操作系が十時キーではなくロータリーダイヤルを中心としたものになっていることも、そう感じさせるのかもしれません。
発表会の際、「EOS M」はキヤノン製ミラーレスカメラとして大きな展開を行っていく第一弾製品というより、これまでIXYやPowerShotなどしか手にしたことがなかったユーザーへ向けた「初めてのレンズ交換式カメラ」であり、その後には従来からの「EOS」を手にして欲しいというニュアンスを強く帯びていることが語られています(「まだ巻き返せる」――ミラーレス市場に最後発から挑むキヤノン)。
そのため、EOS Mは「EOS」を名乗りながらも、EOSっぽさを前面に出すのではなく、IXYやPowerShotになじんだ人へ違和感を与えないために各所へ配慮したと考えることができます(もっとも、小型化を目指すというサイズ上の制限から、結果的にコンパクトデジカメ的な要素を多く含む製品となったとも考えられますが)。
キットレンズとの組み合わせを触った限りにおいては、IXY/PowerShotっぽさがぬぐえないEOS Mですが、その大きな特徴である、マウントアダプターを介したEF/EF-Sレンズ装着についてはまだまだ組み合わせるレンズの種類も含めて、検証が必要だとも感じました。そうした部分も含め、製品レビューにてご紹介できればと思います。
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