ペンタックスリコーイメージングのブースでは、年頭に米ラスベガスで行われたInternational CES 2013CESにて米Pentax Ricoh Imagingが発表・展示した「MX-1」を始め、「ヱヴァQ」コラボモデルや全天球カメラなど、ひと味違う展示が目を引く。
MX-1はクラシカルなフォルムのレンズ一体型デジカメで、上下には真ちゅうプレートを用いた。撮像素子は1/1.7型有効画素数1200万画素の裏面照射型CMOSセンサーで、レンズは35ミリ換算28〜112ミリの光学4倍ズーム。背面には3型/92万画素のチルト式液晶を搭載する。展示されている「MX-1」は海外モデルで、国内販売については未定。同社ではCP+来場者の反応も、国内投入に関する検討材料とする意向だ。
「MX-1とはまったく違う客層の方が関心を示してくれますね」という言葉に納得してしまうのが、映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」とのコラボモデル「PENTAX Q10 エヴァンゲリオンモデル」。展示スペースにはレイとアスカの大型フィギュアまで用意するという念の入れよう。中にも好きな人がいるようだ。
カラーリング以外の仕様はベースモデルとほぼ同一だが、主要キャラクターをイメージしたカラーリングがレンズにも施されており、コレクターズアイテムとしても人気を博しそう。4月の販売予定だが、「TYPE00:レイ」「TYPE01:初号機」「TYPE02:アスカ」のそれぞれ数量限定での販売となる。
それともうひとつ、面白い参考展示があった。不思議なT型フォルムのカメラは「全天球カメラ」と名付けられており、T字型の左右両端には超広角レンズが設けられており、ワンショットで360度の全天画像を撮影できる。デモでは、撮影した画像をスマートフォンから閲覧する様子が紹介されている。
実は昨年秋のphotokinaにて、同社は「全天球レンズ」ともよべるレンズユニットを参考展示しており、今回の全天球カメラはそのレンズユニットをカメラとしての形状に落とし込むところまで開発が進んだことを意味している。また、photokinaではPCに接続したタッチパネルディスプレイに撮影画像を表示していたが、今回はスマートフォンでの表示となったことから、「全天」というスタイルの映像をどう使うかの検討が進んだと予想される。
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