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人気のD600やD800の体験コーナーを多く設けたニコンブースCP+ 2013

» 2013年01月31日 21時18分 公開
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 CP+ 2013のニコンブースは、昨年のD800/D4発表時のような長蛇の列はなかったものの、タッチ&トライコーナーでは、発売済みのD600をはじめとするデジタル一眼レフカメラや交換レンズをじっくり触れることができた。来場者は説明員にフルサイズのメリットや交換レンズについてなどのアドバイスを受けているようであった。

photo タッチ&トライコーナーでは、エントリーモデルからプロ機まで様々なデジタル一眼レフボディと交換レンズを試すことができる

 発売前の「AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED」を実際に触ることもできた。併売となる旧タイプの「Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED」との違いは、非球面レンズやEDレンズを含む新しい光学設計と、超音波モーターの内蔵、そして最短撮影距離が0.33メートルから0.28メートルと寄れるようになったことが挙げられる。

photophoto 3月発売予定の「AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED」(写真=左)、4月発売予定の「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」

 ハンズオンコーナーの向かい側には望遠レンズ体験コーナーが設けられており、そちらでは4月発売予定の「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」が展示されていた。型番にFLが付くこのレンズはUVニッコール以来の蛍石を採用したレンズとなる。また、装着時1000ミリ相当となる付属のテレコンバーター「AF-S TELECONVERTER TC800-1.25E ED」は、本レンズ専用設計となっており、画質劣化を感じることのない程のクオリティーを実現しているという。テレコンバーター使用時は、マスターレンズの明るさF8対応のオートフォーカスを持つD4、D800などでオートフォーカス撮影が可能となる。

 Nikon 1シリーズをはじめとする幅広いユーザーをターゲットとした、コンパクトサイズのカメラコーナーには、新製品のNikon 1 J3/S1、軽量コンパクトな高倍率ズーム機、Wi-Fi搭載機といったCOOLPIX S9500/S9400/S6500/S5200や、ダイビングのオープンウォーターライセンスである18メートル防水に対応したCOOLPIX AW110、親子で楽しめるCOOLPIX S31、42倍ズーム機COOLPIX P520、単三電池駆動のCOOLPIX L820、L28といったモデルを手にとって確かめることができる。

photophotophoto 衝撃に強いこどもデジカメCOOLPIX S31(写真=左)、COOLPIX AW110はタフネスデジカメにWi-Fi機能がついて様々な場所から写真共有が可能に(写真=中央)、一部の機種を除く新製品のメニュー画面はNikon 1シリーズと同じデザインとなった(写真=右)

 Nikon 1 J3には10倍ズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6」付きで展示されており、散歩や旅行、学校行事などをこなせるオールマイティーなカメラであることをアピールしていた。

photophotophoto 新シリーズNikon 1 S1(写真=左)、Nikon 1 J3と1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6(写真=中央)、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6は伸びた鏡筒も同じ色になっている(写真=右)

 Wi-Fi対応のカメラやストレージの容量の見直しなどを含めニコンの運営するフォトストレージサービスが「マイピクチャータウン」改め「ニコンイメージスペース」としてリニューアルしたこともアピールしていた。今回の目玉は、ニコンのカメラユーザーであれば20Gバイトの容量を無料で使用できる点だ。1日のアップロードの容量制限などもなく気軽に使えるサービスとなっている。いわゆるクラウドサービスとなるわけだが、年配者を含む一般層への認知を積極的に行っているようであった。

photophoto Wi-Fi対応デジカメ(写真=左)とWi-Fi機能の使い方の提案としてバックアップにもなるクラウドの使用と、写真の共有の便利さをアピール(写真=右)

 ブース奥には、D800やD600を使用したシチュエーション別の撮影体験コーナーが用意されており、持参したメディアに記録して持ち帰ることが可能となっている。これらのボディに興味がある方は、コンパクトフラッシュカード/SDカードを持参してぜひ体験してみて欲しい。

photophoto 撮った写真を持ち帰ることができる高感度や高画素体験コーナー(写真=左)、用意されているレンズを自由に使ってレンズの写りを確認できるコーナー(写真=右)

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