ミラーレスカメラの価値は「毎日持ち歩ける、高画質なカメラ」であること。そして、新たにさまざまな“喜び”を提供する――。
オリンパスイメージングは5月10日、「OLYMPUS PEN E-P5」 「OLYMPUS PEN E-PL6」の発表会を開催。同社取締役社長の小川治男氏はPENシリーズのフラグシップ機となるE-P5について、ハイスペックな製品であるだけではなく、所有者の感覚に訴えかける製品でもあることを強調した。
小川氏はSNSの普及で写真の重要性が増す中、「シェアしたくなる素晴らしい写真が撮れないのはなぜか」との問いに、スマートフォンカメラの力不足と高性能なカメラに存在する重さや大きさ、難しさといったハードルを挙げる。そしてその問題点を解決するのが、「毎日持ち歩ける、高画質なカメラ」であるミラーレス一眼であると主張する。
そのミラーレス一眼の最新製品であるE-P5は外観のデザインこそ前モデルである「E-P3」を踏襲するが、1/8000秒という高速シャッターや流し撮りの際に補正方向を自動的に制御する「IS-AUTO」をそなえた5軸手ブレ補正、ISO100相当のISO LOW設定など各種撮影機能の強化が行われている。同時に背面液晶のチルト化や電子ダイヤルの増設(前後2つ)など、使い勝手の改良も進めている。
また、PENシリーズとしては初めて本体にWi-Fiを内蔵し、スマートフォンへの画像転送による画像シェアも容易だ。Wi-Fi接続については、カメラの液晶画面に表示されたQRコードをスマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Share」から読み込むことで接続プロファイルを生成し、接続に要する手間を大幅に簡略化できる仕組みも用意している。
E-PL6はE-PL5の上位モデルとして用意されるモデル。基本スペックはほぼそのまま踏襲するものの、「高速レリーズタイムラグモード」や「低感度ISO拡張」「インターバル撮影」「タイムラプス動画」「電子水準器」など撮影関連機能を強化し、また、カラーバリエーションもE-PL5の3色から、新色のレッドを加えた4色に増加させている。
Wi-Fiは搭載せず、スマートフォンへの画像転送については無線LANメモリーカード「FlashAir」とスマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Share」の組み合わせで対応する。購入者へ電子ビューファインダー「VF-3」もしくはボディーキャップレンズ「BCL-1580」、「Flash Air」のいずれかをプレゼントするキャンペーンも実施される。
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