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写真で見る 「FUJIFILM XQ1」

» 2013年10月30日 08時30分 公開
[ITmedia]
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 富士フイルムがFUJIFILM Xシリーズの新製品として11月23日より販売開始するコンパクトデジカメ「FUJIFILM XQ1」を写真で紹介する。シリーズ最小ボディにF1.8の明るいレンズ、像面位相差AFのX-Trans CMOS IIと最新技術を詰め込んだモデルだ。

photo 「FUJIFILM XQ1」

 新製品は35ミリ換算25〜100ミリ相当 F1.8-F4.9の光学4倍ズームレンズに2/3型 有効1200万画素 X-Trans CMOS IIを組み合わせた高級コンパクト。ファインダー非搭載のFUJIFILM Xシリーズとしては「FUJIFILM XF1」に続く製品で、ボディサイズは100(幅)×58.5(高さ)×33.3(奥行き)ミリ、206グラム(バッテリー、メモリカード含む)となる。

 コンパクトデジカメとして飛び抜けて小型軽量とは言えないが、開放F値の明るいズームレンズを搭載した高級コンパクトとしては許容でき、ポケットに入れて携帯できるサイズ感といえよう。ちなみにスペックだけを比べると、X-Trans CMOS IIの2/3型 有効1200万画素センサーはFUJIFILM X20と同様、35ミリ換算25〜100ミリ相当 F1.8-F4.9のレンズはFUJIFILM XF1と同様であり、この観点からすればXQ1は先行した2モデルを統合して小型化した製品とも表現できる。

photophoto 正面(写真=左)、背面(写真=右)
photophoto 側面(写真=左)と電源ON時(写真=右)
photo シンプルな天面だが、巧みに曲線が取り入れられている

 基本的にはスクエアなフォルムとなっているが、四隅には緩やかなアールが、天面からシャッターボタンにかけては傾斜が設けられており、良いアクセントになっている。本体カラーは写真のブラックとシルバーが用意される。

 備えている操作ダイヤルおよびボタン類は、天面に撮影モードダイヤルとシャッターボタン一体型ズームレバー、電源ボタン、ポップアップストロボのレバーとシンプル。背面もやや小ぶりのボタン4つに、十時キー一体型ホイールとなっている。タッチパネルは搭載しないが、レンズ鏡胴付け根には絞りやシャッタースピードなど13の撮影項目を割り当て可能なコントローリングを搭載している。

photophoto コントロールリングは適度な粘りがあって操作しやすい。「FUJIFILM X100/X100S」のピントリングと同じ感触になるよう、調整されている。割り当てられる機能は露出補正やISO感度など13項目

 コントロールリングのほか、操作ボタン類の少なさをカバーするものとして「E-Fn」ボタンを呼び出すと、ISO感度やドライブモードなど専用キーが設けられていないパラメータも素早く変更できる仕組みがFUJIFILM XF1についで投入されている。なお、撮影設定画面は左にタブ区切りを設けた、既存FUJIFILM Xシリーズを踏襲したものとなっている。

photophoto 「E-Fn」ボタンで呼び出せるキーアサイン。キーアサインはコントロールリングで複数を切り替えながら運用できる(写真=左)、左側タブ区切りの撮影設定メニュー(写真=右)

 画質など使用感など、詳細については追って製品レビューにて紹介する。

photo キヤノン「PowerShot S110」とのサイズ比較
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