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大型センサーにF1.8レンズ、独自のブラケティング機能も搭載した“EXILIM ”「EX-10」

» 2013年11月14日 13時02分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機はデジタルカメラ“EXILIM”の新製品「EX-10」を11月29日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は8万円前後。

photophoto “EXILIM”「EX-10」

 新製品はEXILIMシリーズ最上位となるモデルで、「ハイスピードテクノロジー」に代表される同社デジタル技術を、高スペックの撮像素子とレンズに融合させた。撮像素子は1/1.7型 有効1210万画素 裏面照射型CMOSセンサーで、ここに35ミリ換算28〜112ミリ相当(光学4倍) F1.8-F2.5の明るいレンズを組み合わせている。

 画像処理エンジン「EXILIMエンジンHS3」は「EXILIMエンジンHS3 ADVANCE」へと強化され、起動やAF、撮影間隔など動作の高速化を果たしたほか、撮影機能「プレミアムブラケティング」が新たに搭載された。

 このプレミアムブラケティングは単一のパラメータ(露出や絞り値など)を増減させるにとどまらず、2つのパラメータを変化させながらブラケティング撮影を行うことで、1シャッターでさまざまな写真表現を可能とする。「ホワイトバランス×明るさ」の場合、基準値に加えてホワイトバランスを2パターン、明るさを2パターン、それぞれ変化させて同時に撮影することで、同一被写体に対して1シャッターで9枚の設定値の異なる写真を撮影する。

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photophotophoto プリセットされている「ホワイトバランス×明るさ」での撮影例。中段中央がWBオート/露出±0、行列の左右がWB、上下が露出を変更したものとなる

 設定はオートのプリセットとして「フォーカス×絞り」「ホワイトバランス×明るさ」「コントラスト×彩度」「シャッタースピード」を4つ用意するほか、「フォーカス×絞り」「ホワイトバランス×明るさ」「コントラスト×彩度」「彩度×明るさ」「コントラスト×明るさ」についてはパラメータの変化幅を任意設定することもできる。

 また、明るさ/ホワイトバランス/フォーカス/絞り/シャッタースピード/ISO感度/彩度/コントラストについては、それぞれ単一パラーメタだけを変化させる、一般的なブラケティング撮影も行える。

 レンズ鏡胴にはファンクションリングを備えており、フォーカスや絞り、ホワイトバランスのほか、メイクアップレベルやパスト連写枚数などを割り当て可能。加えて前面にもシャッターボタンを備えており、ウエストレベル撮影時などの利便性を高めている。背面液晶は3.5型(約92万画素)と大きく、上方約180度/下方約55度に動かすことができる。

 ボディの前後面パネルにはマグネシウム、上部パネルにはアルミ合金を使用、ファンクションリングとモードダイヤルはアルミ削りだしなど、金属の質感を生かした仕上がりとした。本体サイズは119.9(幅)×67.9(高さ)×48.6(奥行き)ミリ、約384グラム(充電池、メモリカード含む)。カラーはブルーブラックのみが用意される。

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