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写真で見る「Nikon 1 V3」 〜V2と一緒に〜

» 2014年03月14日 18時27分 公開
[ITmedia]
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 「Nikon 1 V3」はニコンが4月より販売開始する、ミラーレスカメラ「Nikon 1」の新製品だ。“高速性”というシリーズ製品の特徴をさらに高めた新製品をまずは写真で紹介する。

photo 「Nikon 1 V3」

 Nikon 1 V3(以下V3)は製品発表記事ですでに紹介しているように、前モデルであるNikon 1 V2で搭載していたEVFを外付けオプションとしたことで、外観は同社コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX A」や「COOLPIX P340」に近いものとなっている。グリップもV2に比較するとややおとなしいサイズで、よりスクウェアなカメラという印象が強い。

 サイズは約110.9(幅)×65(奥行き)×33.2(高さ)ミリ、約324グラム(バッテリー、メモリーカード含む)と、グリップの分だけV2より奥行きが、EVFを非搭載としたために高さが抑えられている。レンズ交換式のために超小型とは言いにくいが、キットレンズ「1NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」も高さが抑えられており、携帯性は非常に高い。

photo 正面
photo 背面
photophoto キットレンズ「1NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」は本体電源と連動しており、カメラの電源を入れると沈胴状態からレンズが前方へせり出し、同時にレンズバリアが開く
photo V2と並べて。いずれもキットレンズを装着した状態だが、同一シリーズとは思えないほど一見した際の印象は異なる
photo レンズを外して正面から
photo 背面より。液晶左に並ぶボタンの形状にシリーズ製品としての類似性を感じる

 コンパクトなサイズながらも電子ダイヤル(コマンドダイヤル)を2つ、ファンクションボタンを2つ搭載するほか、AE/AFロックボタンも独立して用意されている。ファンクションボタンについてはプレミアムキットに付属するグリップ「GR-N1010」(別途単体発売も行われる)を装着すれば、その数を3つに増やすことができる。

 天面には録画ボタン、シャッター兼電源スイッチ、撮影モードダイヤルを用意。撮影モードダイヤルにはフルオート、プログラムオート、絞り優先オート、シャッタースピード優先オートなどなじみのある項目に加えて、「ベストモーメントキャプチャー」「モーションスナップショット」「アドバンスト動画」「クリエイティブ」といった項目が用意されている。これら撮影機能については追って製品レビューにて紹介する。

photo 天面の操作インタフェース
photo シャッターボタンの下に電子ダイヤルを備える

 側面はマイクとUSB、HDMIの各端子、それにメモリカードスロットを用意する。利用メモリカードはmicroSD(SDHC、SDXC対応)だ。背面液晶は3型/約104万画素で、上方170度、下方87度に動くチルト機構を搭載している。液晶左のボタンはボディではなく液晶側に設けられているので、チルトとした状態でも再生やMENUボタンの操作がしやすい。なお、液晶はタッチパネル式となっており、被写体をタッチしてのシャッター操作などを行える。

photo メモリカードスロットは側面
photo タッチパネルの背面液晶はチルト機構を搭載している

 「プレミアムキット」には、電子ビューファインダー「DF-N1000」とグリップ「GR-N1010」も付属する。DF-N1000はアイセンサーも搭載しており、0.48型/約236万画素と高精細。接眼部には丸形アイピースを採用する。V3本体とは「マルチアクセサリーポート」にて接続する。

 グリップ「GR-N1010」はシャッターボタンのほか、電子ダイヤル、ファンクションボタンを備えている。グリップにサブバッテリーは搭載できないので撮影可能枚数をプラスすることはできないが、グリップを握りこむことで構えた際の安定性が大きく向上するほか、ボタンの配置から親指でのシャッター操作もしやすい。ローアングルやウエストレベルでの撮影を考えているならばぜひとも入手しておきたいアイテムだ。

photo 電子ビューファインダー「DF-N1000」とグリップ「GR-N1010」を装着
photophoto EVFはアイセンサーも装備(写真=左)、グリップの取り付け部(写真=右)

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