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防じん防滴ボディに強力な5軸手ブレ補正搭載、「OM-D E-M5 Mark II」が登場

» 2015年02月05日 15時20分 公開
[園部修,ITmedia]
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 オリンパスイメージングは2月5日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ、OM-Dシリーズの新モデル「OM-D E-M5 Mark II」を発表した。デジタル一眼市場において、ミラーレスカメラの存在感が増す中で、中級機に位置付けられるOM-D E-M5をモデルチェンジし、「Mark II」として投入する。

OM-D E-M5 Mark II OM-D E-M5 Mark II ブラック
OM-D E-M5 Mark II OM-D E-M5 Mark II シルバー

 ボディカラーはブラックとシルバーの2色で、2月末に発売予定だ。ボディ単体のほか、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6が付属する「14-150mm レンズキット」、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZが付属する「12-50mm EZレンズキット」のバリエーションを用意する。価格はオープンプライスだが、ボディの実売想定価格は11万円前後(税別)。14-150mm IIレンズキットは16万円前後(税別)、12-50mm EZレンズキットは13万円前後(税別)になる見込み。

 OM-D E-M5 Mark IIの特徴は、強力な補正機能を持つVCM方式の5軸手ブレ補正と、小型ながらも防じん・防滴を実現したボディだ。手ブレ補正機構はシャッタースピード5段分の補正性能を持ち、暗い場所や望遠での撮影でも手ブレを補正。手持ちでのマクロ撮影などでも強みを発揮する。撮像素子は1605万画素のLive MOSセンサーで、画像処理エンジンTruePicVIIとの組み合わせで“OM-D画質”を実現している。手ブレ補正機構を利用し、0.5画素ずつずらして8コマを連続撮影して合成する40Mハイレゾショットなど、より高精細な写真を撮る仕組みも搭載した。

 軍艦部の金属削り出しのダイヤルには、アヤメローレット、スピン目、ダイヤカットを施してあり質感が高い。またグリップも薄いながら握りやすく、カスタマイズ可能な6つのFnボタンはクリック感があり押しやすい。またファインダー撮影に配慮して配置されたレバーなど、ボディは小さいが操作性は高い。モニターはチルト式からバリアングル式に変更され、縦位置の写真なども自在なアングルで撮りやすくなっている。電子ビューファインダーはOM-D E-M1と同等の236万画素ものに大型化され、視認性が向上。1/8000秒までのメカシャッターや秒間10コマの連写なども利用可能だ。

 強力な手ブレ補正性能を生かし、一眼カメラとしては非常に高性能な動画撮影機能を備えたのも特徴の1つ。OM-D MOVIEと銘打った動画撮影機能は、フルHD(1980×1080ピクセル)の60フレームの映像が手持ちで違和感なく撮れるのがウリだ。またWi-Fiも内蔵し、スマートフォンなどと連携してリモート撮影をしたり、撮影後すぐにスマートフォンに写真を転送してSNSで共有したりも容易に行えるようになった。

 ボディサイズは幅123.7×高さ85×奥行き44.5ミリ(CIPA準拠 突起部含まず)で、重さは約469グラム(CIPA準拠 付属充電池およびメモリーカード含む、アイカップなし)。

 比較的小さなグリップを握りやすくする外付けグリップ 「ECG-2」や、ホールディングと電源を強化する専用の防じん防滴パワーバッテリーホルダー「HLD-8」といったオプションも提供される。HLD-8は、グリップ部「HLD-8G」とバッテリー収納部「HLD-6P」が分離する仕様で、必要に応じてカメラグリップ部単体でも利用可能。HLD-8Gにはヘッドフォン端子があり、録音音声を聞きながらのムービー撮影にも活用できる。

 防じん防滴に対応した小型の高倍率ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」も、新たに新システムに合わせて後継モデル「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」が登場している。

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