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“世界最小”光学30倍ズームレンズ搭載デジカメ「DSC-HX90V」「DSC-WX500」

» 2015年05月19日 11時18分 公開
[ITmedia]

 ソニーが5月19日、光学30倍ズームレンズを搭載するデジタルカメラとしては世界最小サイズを実現した、サイバーショット「DSC-HX90V」と「DSC-WX500」を発表した。6月5日に発売する。価格はオープンプライス。実売予想価格は、DSC-HX90Vが5万5000円前後(税別)、DSC-WX500が4万3000円前後(税別)。

 DSC-HX90VとDSC-WX500の大きな違いは、電子ビューファインダー(EVF)の有無。DSC-HX90Vには、有機ELを採用した収納式のTru-Finderを搭載する。接眼検知機能があるので、ファインダーをのぞくと自動的に液晶モニターから表示が切り替わる。マニュアルフォーカス時のピント合わせやステップズーム(14 段階)などの撮影機能が割り当てられるコントロールリングや、GPSも搭載する。ボディカラーはブラック。

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DSC-HX90V DSC-HX90Vの背面。収納式のEVFを備える
DSC-HX90V チルト式液晶モニターは180度回転し、自撮りにも対応
DSC-HX90V モード切り替えダイヤルの他に、コントロールリングを備えるのがDSC-HX90Vの特徴だ

 DSC-WX500は、ブラック、ホワイト、レッドの3色のカラーバリエーションがあり、DSC-HX90Vの一部の機能が省略された廉価なモデルだ。

DSC-WX500 DSC-WX500
DSC-WX500 DSC-WX500の背面

 DSC-HX90VとDSC-WX500は、いずれも35ミリ判換算で24ミリから720ミリ相当の画角をカバーする高額30倍ズームレンズ、ZEISS バリオ・ゾナーT*レンズを搭載。有効約1820万画素のExmor R CMOSセンサーと、画像処理エンジンBIONZ Xを備えており、夜景や暗所での撮影にも強い。またサイバーショットとしては初めて、デジタル一眼「α」シリーズに搭載するファストインテリジェントAFを採用したことで、約0.09秒の高速AFを実現した。

 背面には、自撮りにも対応する、180度まで開くチルト液晶を搭載。約3.0型の「エクストラファイン液晶」で、画素数は約92.1万ピクセル。ピント合わせから写真や動画の確認まで、幅広く対応できる。

 動画撮影時には、AVCHDに加えて、XAVC Sという、プロ向けに開発されたXAVCフォーマットを民生用に拡張したコーデックが利用可能で、50MbpsでフルHD(1920×1080ピクセル)の60フレーム/秒という高ビットレート撮影に対応。原音に近い高音質リニア音声圧縮なども利用できる。

 Wi-FiやNFCを備え、スマートフォンやタブレットなどとの接続も容易。PlayMemories Camera Appsの「マイベストポートレート」「スマートリモコン」「スマートフォンシンク」が利用可能だ。テレビに合わせて4K(3840×2160ピクセル)静止画を出力する機能なども用意した。

 なおDSC-HX90VとDSC-WX500の2機種は、5月20日から、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋で先行展示を行う。詳細は、発売前先行展示情報のWebページで確認できる。

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