前編(→ミラーレスα、ソニー「NEX」を丸裸にする(前編))では、概要と静止画作例をお送りした。後編は動画とシステムアップの話を中心にお送りしよう。
・写真で見るミラーレスα「NEX-3」「NEX-5」(操作インタフェース編)
・写真で見るミラーレスα「NEX-3」「NEX-5」(外装編)
・ソニー、「Eマウント」のクリエイティブ指向ビデオカメラを秋発売
NEX-3もNEX-5もハイビジョン(HD)動画を撮ることができる。NEX-3は1280×720ピクセル/30fpsで、いわゆる「720p」。ファイルフォーマットはMP4。動画圧縮形式はH.264。
NEX-5はフルHD仕様である。1920×1080ピクセル/60iでAVCHD。ビットレートは約17Mbps。あるいは1440×1080ピクセル/30pのMP4。動画圧縮形式はH.264。このMP4録画では、1920×1080ピクセルで記録される(正方画素ではなくなるわけで、ちなみにこれは地デジの解像度と同じ)。データレートは約12Mbpsであり、AVCHDでの録画に比べると微妙に落ちるわけだが、パソコンでは扱いやすく、編集できるアプリも多い。まあ好きな方を選べばよいかと。
なお、NEX-5は720pでの録画はできない。これはちょっと残念かと思う。Web上で気軽にHD動画を公開するなら720pの方が(今のところ)ポピュラーだからだ。MP4ならVGA動画の撮影もできる。
HD動画撮影時に注意すべき点がひとつある。静止画撮影時に比べて、画角が少し狭くなるのだ。アスペクト比16:9にするため上下をトリミングするのみならず、左右も少し狭くなるのだ。
こんな感じ。
ちょっと残念。
では録ってみる。撮影モードに「動画」はない。その代わり、動画専用のボタンがあり、どのモードにいてもすぐ動画撮影にはいれるのが特徴だ。
動画時の振る舞いは静止画とはちょっと違う。AFはマルチAFのみとなるため、フォーカス位置を細かくコントロールしたいときはMFにする必要がある。露出補正は撮影中も可能だ。
では作例を。まずはMP4で撮ったものから。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR