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高速連写とクイックAFフルHDムービーが魅力の1台――ソニー「α55」(4/5 ページ)

» 2010年10月07日 11時00分 公開
[永山昌克,ITmedia]

連写を応用した多彩な撮影機能

 ユニークな撮影機能としては、自動的に連写した画像を合成して低ノイズの1枚の画像に仕上げる「マルチショットNR」や「手持ち夜景」、同じく連写と合成によって広階調の画像を作る「オートHDR」、カメラを横や縦に動かすだけで自動的にパノラマを作成する「スイングパノラマ」などを搭載する。またレンズ交換式カメラでは初めてGPSを内蔵しており、撮影画像に緯度経度(位置)情報を付加することが可能だ。

photophoto 液晶モニタは上下に180度、左右に270度まで回転するバリアングル式(写真=左)、マウントはAマウントを採用。全レンズで作動するボディ内手ブレ補正や、自動ゴミ除去機能を内蔵する(写真=右)
photophoto 操作ボタン類はシンプルにまとまっている。メニューボタンや露出補正ボタンは斜めに配置する(写真=左)、本体重量441グラムの小型軽量ボディ。ミラー「あり」デジカメとしてはコンパクトだ(写真=右)

 ボディは、ファインダーを搭載したレンズ交換式のカメラとしては小型軽量で、気軽に持ち運べる携帯性がある。外装は樹脂製で、グリップ部には滑り止めのラバーを配置する。グリップが小さすぎて、大きな手のユーザーの場合は小指があまるのが少々気になったが、キットレンズ装着時のホールドバランスは悪くない。

 撮像素子にはAPS-Cサイズの有効1620万画素のCMOSを採用。発色はクセのないナチュラルな傾向で、高感度ノイズはISO800程度まで目立たないように低減されている。高速連写と高速AFを気軽に楽しめるモデルとして幅広いユーザーにおすすめしたい。

photophoto 電源はリチウムイオン充電池で、記録メディアはメモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、SD/SDHC/SDXCメモリカードに対応(写真=左)、高速連写した6枚を合成して、低ノイズ画像に仕上げる「マルチショットNR」(写真=右)
photophoto カメラを振るだけでパノラマ写真が撮れる「スイングパノラマ」を従来機から継承(写真=左)、位置情報を記録するGPS機能を搭載。付属ソフト「PMB」などで画像を地図上に配置できる(写真=右)

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