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» 2012年10月19日 12時31分 UPDATE

ハイエンドさを高めながらトレンドも抑えた最新モデル ニコン「COOLPIX P7700」 (1/3)

ニコン「COOLPIX P7700」は、ハイエンドなレンズ一体型に求められる機能やデジタル一眼ライクな操作性はそのままに、明るいレンズや裏面照射CMOSを搭載。また、流行のフィルタ機能も多数取りそろえ、写真のさらなる面白さに気づかせてくれるカメラでもある。

[野村シンヤ,ITmedia]

 ニコン「COOLPIX P7700」は、同社コンパクトデジカメのフラグシップモデル。2011年9月に発売された「COOLPIX P7100」の後継機。デザインも含め、機能も大幅に強化されての登場だ。

photo 「COOLPIX P7700」 大型化されたレンズがほぼ真ん中に位置するレイアウト。ボディ素材はマグネシウム合金を採用しており、軽さと金属のガッシリとした質感を両立させている

 さっそく「COOLPIX P7700」(以下、P7700)の外観からチェックしていこう。

 前モデルのP7100に比べると、大きさ、重さはさほど変わらないが、見た目のデザインは一新されている。大きな違いとしては、P7100に搭載されていた光学ファインダーがなくなり、背面の液晶は可動範囲が垂直方向のみだったチルト式から、水平180度/垂直270度回転する2軸式のバリアングル液晶に変更されている。また、レンズが大型化され、レンズを保護する機構がバリアーからキャップを取り付けるタイプに置き換わっている。

photophoto ボタンやダイヤル類のレイアウトはほぼ同じだが、P7100に比べると光学ファインダーや視度調節ダイヤルがなくなった分だけスッキリしている
製品名 幅×高さ×奥行き(突起部除く) 重量(バッテリー、SDメモリーカードを含む)
COOLPIX P7700 約118.5×72.5×50.4mm 約392グラム
COOLPIX P7100 約116.3×76.9×48.0mm 約395グラム

 ボタン類のレイアウトに関しては、正面から見てレンズ左上に見えるサブコマンドダイヤルがグリップ上に移設されている点が大きな違いだ。特徴的だったグリップ形状は一般的なタイプに変更されるとともに大型化しており、ホールド性は高い。

photophoto 背面液晶はバリアングル式でさまざまな角度に設定可能(写真=左)、上部のボタン類はP7100とほぼ同様に用意されている(写真=右)

 そのほかには大きな変化としてレンズの改良が挙げられる。レンズの焦点距離は28ミリ〜200ミリ(35ミリ換算 光学7.1倍ズーム)とP7100と変わらないが、開放F値がP7100では広角側がF2.8、望遠側がF5.6だったのに対し、P7700では広角側がF2、望遠側がF4と一段分明るくなっている。

 レンズが一段分明るくなったのは性能的に格段の進歩で、シャッタースピード約4段分の手ブレ軽減効果を発揮するVR機能とともに、撮影可能領域(とくに暗所)を広げてくれる。またボケのある写真撮影にも威力を発揮してくれることだろう。

photophoto 正面。レンズの大型化に伴い、レンズ保護が内蔵バリアからキャップに変更されたのは残念(写真=左)、使用するバッテリーは「EN-EL14」でP7100と変わらないが、撮影可能枚数はP7100の約350枚に比べ、P7700は約330枚と若干少なくなっている(写真=右)
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