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» 2013年02月19日 00時05分 UPDATE

“良くできた二男”「EX-ZR700」をチェックする (1/2)

カシオ計算機「EX-ZR700」はサクサク撮影をうたう“ハイスピードエクシリム”の新モデル。シリーズ最上位「EX-ZR1000」の弟分にあたるが、18倍ズームレンズなど独自の魅力もあり、旅行などに適したモデルだ。

[佐藤直宏,ITmedia]

 カシオ計算機から登場する、コンパクトデジカメの新製品「EX-ZR700」はサクサク撮影をうたう“ハイスピードエクシリム”の新モデルで、昨秋に販売開始されたシリーズ最上位モデル「EX-ZR1000」の弟分にあたるが、部分部分ではZR1000を上回るところもある“良くできた弟”だ。

photo 「EX-ZR700」

 兄弟機と呼べるだけあってEX-ZR1000とは仕様面で似通った点が多い。いずれも搭載する撮像素子は1/2.3型 有効1610万画素CMOSセンサーで、画像処理エンジンに「EXILIM エンジン HS Ver.3」を組み合わせており、高速起動を始めとした快適な撮影を楽しめる。起動時間やAF速度、レリーズタイムラグ、撮影間隔はそれぞれ微妙に異なるが、いずれも高速であることに変わりはなく、その差は体感できるほどのものではない。

 大きな違いがレンズで、ZR1000が12.5倍ズーム(35ミリ換算24〜300ミリ相当)であるのに対して、ZR700は光学18倍ズーム(25〜450ミリ相当)を搭載する。ZR1000はチルト液晶や鏡胴にファンクションリングなどを備え操作性を高めたトップモデル、ZR700はチルト液晶などはなく、シンプルなロングズームモデルという位置づけだ。

 ちなみにZR700と同時発表された「EX-ZR400」は、ZR1000/700と同一の撮像素子と画像処理エンジンを搭載しており、レンズはZR1000と同じ12.5倍。チルト液晶やファンクションリングは備えてないが、約515枚撮影可能とロングバッテリーライフを実現しており、既存「EX-ZR300」後継となるスタンダードモデルだ。

製品名 レンズ 撮像素子 画像処理エンジン その他の特徴
EX-ZR1000 12.5倍ズーム(24〜300ミリ相当) 1/2.3型 有効1610万画素CMOSセンサー EXILIMエンジン HS Ver3 チルト式液晶、ファンクションリング
EX-ZR700 18倍ズーム(25〜450ミリ相当) 1/2.3型 有効1610万画素CMOSセンサー EXILIMエンジン HS Ver3 シャッタースピード換算約5段分の手ブレ補正
EX-ZR400 12.5倍ズーム(24〜300ミリ相当) 1/2.3型 有効1610万画素CMOSセンサー EXILIMエンジン HS Ver3 約515枚撮影可能のバッテリーライフ

 ボディデザインはZR400がほぼZR300を継承しているのに対し、ZR700はポップアップ式ストロボやグリップ部分を中心としたツートン配色など、既存モデルとはやや異なるテイストを持っている。ただ、18倍ズームを搭載するためかZR700はやや厚み(CIPA規格準拠値で30.7ミリ。突起部をのぞく厚さは25.5ミリ)があり、手にするとやや大振りな印象となる。

photophoto 前面(写真=左)と背面(写真=右)。ストロボは手動ポップアップ式
photophoto レンズは35ミリ換算25〜450ミリ相当の18倍ズーム

 背面のボタンレイアウトもZR700/400では若干ながら異なる。ボタンの数は変わらないものの、ZR700はZR400では十時キーに相当する部分がホイール機能も併せ持っており、ZR400では横並びに配置されているムービー/撮影ボタンが、ZR700では縦並びになっている。また、ZR700では構えた際に親指がかかる部分にラバーが配置されており、撮影時の安定感が上昇している。

 両モデルともにUSB充電に対応しているのだが、端子はZR700がMicroUSB、ZR400がminiUSBを採用している。付属のAC―USB充電器のほか、いわゆるモバイルバッテリーからの充電も可能だが、スマホではMicroUSBの採用が多いため、ZR400を手持ちのモバイルバッテリーなどで充電したいときにはコネクタ(ケーブル)に気をつけたい。

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